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GoogleがIPOを発表

2004/04/30 14:30
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inoue

1998年からポータル会社のエンジニアリングのトップとして業界を見続けてきた井上俊一さんが、サーチエンジンの本質について考え、業界を取り巻く状況について独自のコメントを行います(このブログの更新は2004年5月31日で終了しました)。
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GoogleがついにIPOの申請を行った。

グーグル、ついに株式公開決定--資金調達見込み額は27億ドル, CNET Japan, 2004/4/30

インターネット検索最大手のGoogleが29日(米国時間)、株式公開(IPO)の申請を行った。27億ドルの資金調達をねらったこのIPOは、異例のオークション形式で実施され、創業者らには同社の支配権が残されることになる。 ...

グーグルがIPOでオークション方式採用へ、個人投資家拡大で, Reuters Japan, 2004/4/29

米インターネット検索サービスのグーグルは29日、最大27億ドル規模ともみられている新規株式公開(IPO)を行うにあたり、異例とも言えるオークション方式を採用する方針を明らかにした。個人投資家への売り出しを増やし、従来のような大口機関投資家に保有が偏るのを避けるねらいがある。成功すれば企業によるIPOのスタイルが一変する可能性もある。...

CNET Japanの記事によると、Googleは3年連続黒字とのことだ。

Googleは、この申請で初めて業績を外部に公開し、同社の収益性に対する長年の疑問に答えた。同社の2003年度売上は9億6190万ドル、利益は1億560万ドルで、3年連続の黒字となった。また、3月31日締めの直近の四半期には、売上が3億8960万ドル、利益が6400万ドルだった。

また、IPO後も四半期の予算達成という短期的な目標に踊らされること無くこれまでと変わらないやり方で運営していくと言うことだ。

「われわれは長い間非公開企業として努力し、このやり方で成功してきた。われわれは、公開企業としても同じように運営していく」

私はファイナンスの専門ではないが、公開会社にとって四半期の売上げ、利益は必達の目標となるはず。本来であれば当たり前のことなのだが、粉飾決算などで問題になったケースが多かっただけにそれだけ市場は慎重になっているのではないだろうか。それを公開前から「これまでと変わらない」と言いきっていることが評価できる。普通なら無視されるところだが「Googleならこれまで通りうまく行きそうだ」と思わせてしまう。

USのCNETにさらに詳しいニュースが出ているので見ていこう。

Google files for unusual $2.7 billion IPO, CNET News.Com, 2004/4/29

特徴を拾い上げてみよう。

  • 3月31日時点で社員は1,907人。
  • 投票権の異なる2種類の株を発行し、決定権を創業者のLarry PageとSergey Brinに残す。
  • 正式なオファーリングは$2,718,281,828で、これは"e"(自然対数の底)と10億ドルの掛け算になっている。Googleらしい。
  • キャッシュで$454.9 million を持っている。
  • 3月31日時点の株のシェアは次の通り。Page, 38.6 million; Brin, 38.5 million; John Doerr, 24 million; Michael Moritz, 24 million; Sequoia Capital, 23.9 million; Kleiner Perkins Caufield & Byers, 23.9 million; and Schmidt, 14.8 million.
  • トップマネージメントの給料は、BrinとPageは同額で $150,000+$206,000(ボーナス); Omid Kordestani $175,000 + $400,000(ボーナス); Wayne Rosing $175,000+$150,000 (ボーナス)。USのトップ企業にしてはスタートアップ(既に次のステージだが)らしく少ない方?
  • 95%の売上は広告。

さらなる詳細はSECのFilingをどうぞ。

Googleの特徴は、堅実なこと、情報提供という軸がぶれていないこと、技術力を駆使し独自安価なシステム構成や自動化を進めていること、などが挙げられる。

Googleは今後のサービスプランをたくさん持っているだろう。収益の面では95%を広告に頼っているが、今のところサーチ分野の広告マーケットは拡大しているのでサービス拡張路線で行けると思う。

その間に、次の収益構造をどうするかを考えねばいけないが、サーチというインターネットに必須の分野にフォーカスしている限り収益面での心配はしばらくない。ユーザーに使われるサービスをどのように今のウェブサーチにインてグレートしていくのか、日本でのサービス拡張をどうするのか、などが気になるところだ。

追記 − (関連記事)

ついにGoogleがIPO、その先に待つものは…… , ITMedia, 2004/4/30

IPO申請で明かされたグーグルの秘密, CNET Japan, 2004/4/30

わが道を行くグーグルの「オーナーズマニュアル」, CNET Japan, 2004/4/30

-inoue

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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