最近、携帯フィルタリングの動きが流動的になっている。そもそも携帯フィルタリングとは、有害サイトを要因として青少年の非行や犯罪被害の続発を受け、親権者が不要と申告しない限り有害サイトへのアクセスを制限するシステム。総務省は昨年末に「18歳未満の利用者に対して原則加入」を求め、これに対して携帯各社が対応策を公表。
フィルタリングの方法は2つ。
・ホワイトリスト・・・公式サイトから、有害の恐れのあるサイトを排除し、残ったサイトの閲覧を許可する。
・ブラックリスト・・・一般サイトを含め、有害情報サイトだけ遮断する
ドコモとauは、原則ホワイトリストを適用して希望者にはブラックリストを提供する方針で、ソフトバンクとウィルコムはブラックリスト方式を標準適用する方針。
問題視されているのは、ホワイトリスト。携帯各社の公式サイト以外の一般サイトへアクセスできなくなり、モバイル市場の成長鈍化になると、mixiや楽天などから反対意見が多数出た。これを受けて総務省は4月をメドに原則ブラックリストを適用するように促し直す。
ブラックリストに適用されるカテゴリーが問題だろう。携帯会社各社は、某調査会社の詳細カテゴリー分類から選定し、そのカテゴリーに該当する全てのサイトにブロックをかける。ブロックがかかるラインによっては今後のモバイル成長にも大きく影響するが、今回の総務省の発表からその部分でもある程度は緩和がされるのではないだろうか。
各携帯会社の対応策やブラックリストに該当するサイトは完全には決定していないが、内容次第では今後のモバイル市場に大きな影響がでることは間違いないだろう。特に注目すべきは、ブログやSNSなどのCGMメディアだろう。成長率も高く利用者も多い。これらのサイトがフィルタリングされれば少なからず影響が出る。ただその反面、今回のフィルタリングの目的ともなる青少年を保護できる。コンテンツ運営者は、対応策を講じるのは当然の必要だが、ネット社会で100%完全・完璧・安心なシステムなどないし、見解が分かれる問題である。
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