・アフィリエイト広告の利点
Webマーケティングを行う上で、様々な手法(媒体)があるが、アフィリエイト広告は欠かすことができない媒体の1つとなっており、活用している企業は多い。経験上、CPA(獲得単価)の安さやリーチのし易さなどを考えると、「リスティング広告に次ぐ媒体である」といっても過言ではないだろう。私自身、広告を出す立場でもありアフィリエイターの1人でもあるので、媒体のビジネスモデル自体を否定する気もないし、優れたものであるのも確かだ。
・アフィリエイト広告の問題点
業種や成果報酬のラインにもよるが、問題となるのは『不正』だ。
金融会社のカード発行やECサイトの購買に対しての報酬などに関しては問題はないが、フリーメールアドレスで無料で登録や応募ができてしまう、メールマガジン登録やポイントサイトなどに多い。
ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)側でも不正は見ていると言うが、かなり甘いと感じる。『不正』に関しては、サイト主が報酬欲しさに自身が複数回登録をしたり、不正クリックをシステム化して行ったり、登録サイト外にもクリエイティブを張って報酬を得たりなどがある。最近では、海外を使っての不正も徐々に増加しつつある。日本での『不正』に関しては、サイト主自身の複数回の登録が大半を占める。この手の不正を見抜く一番簡単な方法は重複IPアドレスを見ることだ。IPアドレスを変えて不正をしている者もいるが、そこまで見抜くには専用のシステムの導入も必要となる。
・不正の実情
では、どの程度重複IPはあるのか?私の経験上、フリーメールアドレス・無料で登録できるサービスであれば、15%〜60%で平均で40%前後程度。もし、月額100万円のコストを掛け成果報酬のグロスを¥100と設定していれば、40%だと40万円の損失となる。月額1,000万円なら400万円。勿論、集合住宅やオフィスでは同一IPになるがその割合は常識的に考えれば微数だ。IPについては、各ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)の管理画面上で容易に見ることができるので、1週間程度を1ターンとして一度見て頂きたい。ビックリするだろう。その重複IPの多さに。
複数のASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)や代理店とはこの件について何度か話したとことがあるが、回答は「集合住宅や同じオフィスからの登録が考えられます」と。IP履歴を見るとわかるが、ひどいものだと5分間に数十回同一IPから登録しているものや1日に数十回同一IPから登録されているものなども数多くある。集合住宅!?例えば、東京都渋谷区神宮前2丁目の2番地のマンションの人達が同時に5分間に30人登録したのだろうか?そんな偶然(いや奇跡と言ってもいいだろう)が起こりえるのか!?それも月に数十回も。あり得ないだろう。ASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)や代理店は、広告コストが高ければ高いほど収益になるので、なかなか認めようとしないし本腰を入れて改善していく姿勢が薄い。今秋に不正サイトの情報共有化がされたが、この程度では足りないだろう。
・広告主の対策
現状では、広告主が自らこの問題を理解し、承認作業を慎重に取り組むことが必要である。獲得母数が多いサイトでは、重複率も多いが重複していない成果も多いので、サイト主との付かず離れず的な関係を築くことも必要となるケースもある。全部が全部不正を行っている訳では勿論ない。優良サイトも数多くある。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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