きむこうさんより依頼がありましたので、お題として掲載させていただきます。
SaaSやら、PaaSというWeb2.5と名付けられた、2.0とセマンテックウェブの中間として各方面で取り上げられつつあります。ASPやデータセンターといった1.0時代のサービスといったい何処ら編が違うのでしょうか?
SaaSとASPはよく違いがわからないという方がいらっしゃいますが、これは明確です。ASPは専用線を企業内LANまたはWANと接続した従量制システム、SaaSはインターネット回線を利用したサービスです。つまり、コンシューマへのサービス提供インフラからの逆輸入と言った形です。従来はセキュリティの問題と回線費用の問題で出来なかった訳ですが、近年のブロードバンドの高速化およびSSLの普及により、可能となったと言えるでしょう。また、企業内にシステムを保有する事の理由が、金銭面においてリスクでしかないという結論に至った事も一つあるのではないでしょうか。特に、中小企業群にとってはとても嬉しい事だと思います。
PaaSはこれまで、対外にWebサービスを使った独自システムを作るにはハウジングをする事しか出来ませんでした。しかし、プラットフォーム毎提供するベンダーが出て来た事により、その提供企業が有するコンポーネントを自由に、そして安価に利用する事ができることが可能となりました。ただし、PaaSはまだまだ発展途上であり、今後どのように発展して行くかは未知数です。
SaaSにおいてはSFDCが有名ですが、Adobeもコンシューマ向けですが初めています。PaaSに関しては先日Googleが表明し、Amazonが先駆者となっています。今後は、YahooやMSも参入してくる事でしょう。最も怖いのは、OracleとSAPだと思いますが。
やはり、PaaSを行う上で最も重要なのはDBです。ですから、Oracleが本腰をあげて、OracleDB+Applicationの組み合わせでこられたら、結構な打撃になると思います。今から約10年近く前に、企業システムのアウトソーシングが流行りましたが、結局コスト上見合わせる結果になったのですが、このPaaSでしたら、それほどリスクも無く、そして、固定資産も持たない訳ですから非常に流行るのではと思います。自治体の共同利用基盤、地銀の共同利用基盤もPaaS的発想であれば、相乗りする組織は多いでしょう。コストを下げられつつ、独自性を維持出来るのですから。
そこで、私としてはPaaSとSaaSの間の子が使いやすいのではないかと思っています。クライアント側に、AIR的な物を仕込んでおき、SaaSとして、30ぐらいの業務アプリケーションを用意しておきます。そして、簡易にカスタマイズが出来る様にPaaS的要素も盛り込み、外部とのWebサービス連携や、内部コンポーネント連携を行います。これによって、中小企業群は独自に構築していたシステムをまるまるアウトソーシングできるのです。
となると、この仕事ができるのはキャリアとデータセンターの間の子です。今までは水道、電気、ガスみたいな存在であった通信が一挙に土地開発から宅地開発、しかも家具付きの一戸建てまでプロデュースし、インターネット内の都市開発を行う事になるのですから既存のIT業界は真っ青です。買収が加速するでしょう。
ここまで、クラウドコンピューティングが具体的に進んで行ったら、ソリューションそのものになります。自社内でシステム開発、外注によるシステム開発がバカバカしくなるはずです。特に言語に依存していた開発からオサラバ出来て、会社にある契約書はサービス利用契約のみとなる訳です。イメージ的にはNTTデータお得意のデータ通信サービス利用契約そのものですが、これならキチンとサービス自体があるため、契約として成り立ちます。あの契約はサービスが無く、物作りがメインなのに通信費の中に潜り込ませていたから不正であると言われた訳で、これならば、完璧です。
さて、お題ですが、この様にあらゆる方面でビジネスとして成立しそうなクラウドコンピューティングにおいて
1:皆さんは使う立場になりたいですか?
2:サービスを提供する立場にたちたいですか?
3:そのリソースを使って、エンドユーザにサービスを再販して行く立場になりたいですか?
ご回答、お待ちしております。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
いちのせかずま on 2008/04/22
いちのせさん記事記載有難うございます。
読ませていただいた上で考える事は、
どうも中小企業が売上を挽回するような手として安易に使える手段ではないなと。
よっぽど知恵を働かせないと活用は難しそうです
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>1:皆さんは使う立場になりたいですか?
個人としては使ってみたい気がしますが、
インターネット上のサービスにファイルを置いたりすると言うのは中々怖い気がします。
いちのせさんが前の記事のコメントで書いていただいたように、
シンクライアント端末から専用サーバーに保存するという形式であれば
お客さんにも受け入れられそうですが、
★「端末がWindows端末じゃないと受け入れられずらい」
状況があるのは確かです。
(今の現場はUNIX、lunux系でホスティング業務もしておりますが、
お客さんの要望によりWinServerをVMWareで動かしている環境もあります)
個人的に使ってみたいサービスで「JUnitのテストを自動生成してくれるWEBサービス」
もあるそうなんですが、やっぱり漏洩怖いなーというので今の現場の仕事では使えませんでした。
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>2:サービスを提供する立場にたちたいですか?
読ませていただいて思ったのですが、やはり中小では資本力の問題で厳しいかと。
Webデスクトップが出来るようなサービスソフトを作る(利用する)のも必達ではありますが、
大手のような大量のインフラが必要な感じがいたします。
<シンクライアントとのセット売りとか
(インフラ勝負にしないなら別途違った新サービスを考えないといけないですよね)
中小のプロバイダさんだと、
「NGN対応の準備の為のダークファイバー化」
とかそういう既存インフラのアップデートで結構お金使っていると聞きました。
したがって、大手にシンクライアントの貸出しを安価にされて遣られたら
中小にはどうにも動けない気がしてなりません。
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>3:そのリソースを使って、エンドユーザにサービスを再販して行く立場になりたいですか?
このイメージだとCMSを導入するように自社サーバーに上記サービスソフトを入れて
使うというイメージになるのでしょうか。そういう使い方であれば可能だと思います。
A)導入が容易な事
B)多少のカスタマイズが楽な事
C) 価格が値ごろである事
になってしまうと思います。
今の現場の場合、
CRMを入れるようなプロジェクトは300万程度なので
其の範囲内で利益が出るような形で無い限り中小ではSIする事自体困難な気がします。
きむこう on 2008/04/22
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>きむこうさん
コメントありがとうございます。
中小でしたら、単一アプリの提供が良いかと思います。
単一アプリとそのアプリのAPI連携が出来るPaaSという事になると思います。
費用については一式いくらの世界から月額○○万円という世界なので、お手頃です。ただし、おっしゃる通り、アマゾンもグーグルも若くして大企業です。若いお金持ちだから出来る芸当だと思います。
また、SFDCもそうですね。でもSFDCは10年前からお金持ちだったかというとそうでもありませんよ。
是非、日本初のPaaSベンダーになってください。(笑)
きっと、隙間のAPIが良いと思います。
経理SaaSとかはオービックがやるでしょうから。
また、SFDCもなんだかんだで使われていないので、日本人好みのダッシュボード機能だけでも面白いかもしれませんね。
そうか、ダッシュボード機能があって、中小向けアプリのCSV読み込み機能があって、そこから抽出して経営分析する奴があったら面白いですね。でも、大概その情報から経営判断出来ないのが日本人ですので、公認会計士や中小企業診断士、経営・業務改善コンサルタントなどの”赤ペン先生”が居るとより良いかもしれません。