ケータイを持たず、iPodを持たず、PCを持たず、ショルダーバッグに「孫の二乗の法則」と「通信と放送の融合のこれから」の2冊だけを持ち、ちょっと出歩いてみた。ただし、どうしてもPASMOとICキャッシュカードだけはおいて行けなかったので、それだけ持つ事に。
小田急からJRに乗り継ぎ、適当に降りて、カフェに入りランチをしながら、本を読む。持って行った本はどちらもIT絡み。ちょっとだけ皮肉ってみた。とりあえず、読みかけの「孫の二乗の法則」だけ読み終えて、もう片方の本は別の場所で読む事に。
都内某所をうろついていると、耳かきを膝枕でしてくれるサービスを発見する。 3年程前からWebを見て知っていたサービスを発見し、思わず突貫。店の中は、完全な和テイストで、IT等皆無の世界観。畳の上で、膝枕とはなんとも贅沢な気分(笑)
それはさて置き、ここで、耳かきをしてくれている人との会話がで結局ネットの話、アキバの文化の話に発展してしまい、やっぱり切っても切りはなせないのねと思ってしまう。彼女もブロガーであり、世の中変な事沢山ある事に共感していた。また、アキバのヲタク文化についても、キモイの一言で解決していた。
さて、切り離してみると、翌々切り離されていない事に気がつく。結局、自分が所有するITガジェットから解放されたとしても、世のインフラがフルIT対応となっているから、そこはどうしようも無い。確かに便利になったが、マンツーマンインターフェースが希薄すぎると感じる。だからよけいに”膝枕”のようなサービスが、癒し空間を演出するソリューション等になってしまうのでは無いかと思う。
ちなみに、現在読んでいる「通信と放送の融合のこれから」では、小学生を対象とした実証実験(テーマを与えた映像等の作品作り)では、集団として軍隊的な動きは出来ないが、インディビジュアルとして行動し、それぞれがケータイ等を活用した情報共有を行う事で、擬似的な繋がりを持ち、あたかも集団で行動している様に見せている。
まさに攻殻機動隊の世界観そのままである。
ここで、少し考えてみる。ボクはつい最近まで、誰かと繋がっていないと生きた気分がしていない、誰かと共に居たいという激しい欲求の中で、絶望しながら生きていた。だから、少しでも拒絶されると、死にたくなってしまう。それが、ケータイ依存症だったり、mixi依存であったり、blogであったりする。だが、こうやって繋がる為のデバイスを捨てて、街を歩いたりバーでお酒を飲んだりすると、驚く程デバイス(ガジェット)が要らなかったりする。本来、連絡等必要なかったりする訳だ。ルールはその場で飲んでいる事。もしくは、本を一冊持ちあるく事。
それから、仕事の仕方も変えてみた。メールは連絡する手段出しかないというルールを作った。けっして会話する為の物ではないということ。だから、会議でも考え事するときでも地球にはリサイクルするからごめんと謝りながらも紙にメモを取る。スケジューラにインプットしながらも手帳に書き込む。本当は、ITを使う方がずっと効率がいいのに、あえて使わない。もしくは平行で使う。ここに着眼点を変える術があると思う。
前にも書いた通り、ITは万能ではなく今はただ使えるから使っているガジェットの一つでしかないと思う。
そう言っても、こうやって書いてみると良くわかるが、blogが無ければ私の考えが誰か第三者に伝わる事等ないだろということ。結局、自分はITに毒されてしまった人間でしかない。とも思える訳です。
しかし、矛盾はしているがいろいろ捨ててみると、わかる事も沢山あるという事が良くわかった日でした。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
いちのせかずま on 2008/05/11
いちのせさん、こんばんは。霧笛です。
「ITから離れてみたい」という気持ち、何となく分かります。いつもズルズルとネットを見たりしているので、本を読んだり、DVDを観たりする貴重な時間が食い潰されていきます。まず、うちではPCを開かなければいいと思うのですが、取り残されてしまうような気がして…。
むしろ外出時には車を利用するので「IT」から離れられます。そんな機会をもっと持ちたいのですが、なにぶん夫は病気だし、小学生の子供もいるのでなかなか難しいですね。ましてや「膝枕」とは、うらやましい限りです〜(当方、女ですが)。
最近こんな生活を少し反省していて、バーチャルな書庫を作った(http://japan.cnet.com/blog/kirifue/2008/05/03/entry_27001148/)のをきっかけに、読書(漫画も含む)の時間をできるだけ取るように心がけてます。
さらに、これが一歩進むと「書を捨てて町に出よう」という境地に達するのでしょうか。ああ、「飲み」に行くのはこの範疇ですね。でも長時間離れるのは、CNETのブロガーに限らず、CNETの読者の方々にとっても難しいことかもしれません。「IT」とか「知識」に餓えてる方が多そうですし。
kirifue on 2008/05/11
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>kirifuneさん
コメントありがとうございます。
ITと一緒の生活って疲れるんですよ。
でも、便利だからつかっちゃう。そんな感じです。
あと、ネットで得た知識ではへーって言われないけど、本で得た知識ではへーって思っていただけます。
何が違うんですかね?きっと、情報密度の差かなと思います。
やっぱり時間がかかっている本は知識に値しますし、やっつけで書いた本は便所の落書きを金払って見ているみたいなもんですしね。
まぁ、ですから欲しい知識がどこにあるかという事を調べる為のアーカイブとしてITとかネットを使うのがリアルとヴァーチャルの狭間を生きる我々にはちょうど良いのかもしれません。