オープンソースの汎用CMSは使ってみたいがどれを選べば良いのか迷う,というのを良く聞くので簡単に動向を紹介したい。
日本一のユーザー数をかかえ,書籍数も多く,開発者が最も多い,日本で一番有名なCMS。開発されているモジュールの数が圧倒的に多く,そのまま利用する場合には初期開発コストを低く抑えられる。XOOPSから派生したNetCommonsも注目されはじめている。
Drupalと共に世界的に人気が最も高いCMS。テーマが豊富に用意されている。日本での利用者数も必然的に多い。携帯でも閲覧できる。
非常に軽くてデザイナー好みのサイトを設計可能。デザインに特化したサイトを制作しやすい。ページ作成機能に特化されたものであり,ページを階層的に設置できる。ブログ機能は個々にカスタマイズして機能を追加する必要がある。
静的ページを生成するので,アクセス数の多いサイトの設計に向く。Blogとしての初期設計だったが,最近では汎用CMSへと機能を拡張しつつある。完全なオープンソースというわけではないが,歴史とユーザー数で世界的に有名。
Blog機能をコアに持った汎用CMSとしての初期設計で,DBを活用したカスタマイズシステム開発に適している。SEOに強い。記事投稿だけでなく,メールマガジンやアンケート,イベント投稿などポータルサイトの機能を持つ。MTフォーマット相互変換プラグインでCMS乗り換え自由。軽くて直感的操作が強み。携帯でも利用可能。日本ユーザ会のSNSには900名近い参加者がおり,セミナーや各種イベント参加も活発。
以上,Geeklogを推進している立場からではあるが,簡単に主な汎用CMSを紹介した。
どう選ぶかは,そのCMSがどういうバックヤードで運営されていて,どうサポートされているか,フィードバックが十分行ってもらえる環境なのかどうかを見るのが大事だ。それぞれの日本における配布サイトを見て比較すると良いだろう。
CMSの基本部分である管理画面がどう設計されているのかが実は非常に重要で,この管理画面の設計は,ソフトウェアの根幹部分であり,容易にあとからすこし開発しようとしても変更できる部分ではないからだ。追加したい機能は,プラグインやモジュール追加の仕組みさえあれば,後からいくらでも開発して追加できるが,コア部分はなかなか手を入れられないものだ。そのため,導入前に編集画面を試してみることだ。
今後はCMS同士がOpenIDで連携していく傾向で,汎用CMSと各種専用CMS,たとえばSNSやWikiとシームレスなログイン連携が行われていくことになりそうで,汎用CMSだけでなく,各CMSの開発動向に注目したい。
Wikipediaの「コンテンツマネージメントシステム」 では,この他,多くのCMSが紹介されている。
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