最終更新時刻:2008年11月21日(金) 20時26分

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aとeの事情とNGN

公開日時:
2008/01/19 00:42
著者:
gakineko

なにやら肌寒い日が続きますね。風邪ひいている人、多いので気をつけないと。ところで、ADSL事業者の再編がすすみそうです。つい先日のたとえばこちらの記事(リンク)aの筆頭株主となったeからさっそく現経営陣に対する退任要求、および役員投入の提案がなされた。ご存知、両者ともY!BBが登場する前から、国内ADSL市場を牽引してきた老舗の事業者だが、ADSL市場自体の落ち込み(たぶん今月中にFTTHと加入者ベースで数の逆転がおこるだろう、約4800万回線といわれるブロードバンド回線数に対し、レガシーなものとして衰退期にある)パラダイムの中でこういった流れになることも当然ながら、同業者からの指摘・その以前から起こっていた発行株の市場での同業者買い増し、これらについて健全なのか、はたしてどうなのか検証してみるのもおもしろそうだ。

そもそも、aの筆頭株主はNTTComだったわけで、それにはオープン化(通信の開放)歴史を紐解けば、とはいっても比較的ちかい年代からいえば1985年のNTT分割民営化から80年代に自由化が起こり当時は世界的にみれば批判されつつ、90年代後半のADSL登場によって加速され結果として「成功した」といわれるADSL/BB市場のオープン化「インフラをもたない通信事業」が2000年前半から急成長を遂げた。NTTのフレッツ・地域IP網にいくつかのドミナント規制をしいた上での自由化を促したため、インフラをもたない通信事業かつ、規制対象となりにくい事業者としてNTTComの資本をうけaが、すきま成長できたと考えてもよいのだろう。当然ながら人もモノもそういった流れをもっていたとおもわれる。表現しにくいが自由化とはいえ競争原理ではこういった理論を考えだし実行したことは評価できるとおもう。

一方、eは対極的で非NTTまたは超NTT、主流派なしともいえる。通信自由化の際に、カーライルを含むファンドからの資金調達はあったものの、冷静なマーケット成長を見据えたものであって、すきまで生まれてはいない。また技術面およびテクニカル・イノベータ的な立場の人材、ネットワークだけではないスキルをもつ人材などADSL事業者としては比較的、かたよりがない人やモノからなりたってきたと思われる。

その後にY!BBの登場によって一挙に加速することになる。(Y!BBについては、フォロワーとしてわかりやすい成功だと思われる)加速していく過程で一連のADSL開通工事オペレーション不備や顧客情報流出などのニュースになったことはあったが、今考えてみるとこの経験によって、複数事業者間のオペレーションや情報流通・モデム流通による一部流通業者の成長、副産物として現地工事業者が生まれたりNTTの設備でCG等の再利用価値などADSLが市場にあたえた効果、またはインターネット自体の発展、ECやコミュニケーションツール・日常の生活インフラへの進化、またはネガティブな事件やベストエフォート文化、リテラシーのギャップなどマイナス面など含め、わかりやすい「インターネット普及・BB普及率」を加速させたことだけではない、インターネット産業・インダストリアルに変えた立役者でもある。

そういった時期からまだ7年程度経過で成熟から衰弱期をむかえていることは、FTTHやFWA・高速モバイル通信への変革期になってきたいま、あきらかな事実だとおもう。だけど、それって通信業が自由化されADSLという技術によってインターネット・インダストリアルが生まれた時点で、パラダイムシフトはおきていたと個人的に思っている。だから、自ら変えた結果について、常に事業者は予測しておくべきだったのだろう。このような経験からもわかるとおりで次世代ネットワークNGNに関しても、むずかしいことはさておき、インターネットでも電話でもテレビでもない、なにかのインダストリアルが生まれると考えておくことが重要だとおもう。

それが何なのか・・わからないというのがいまの答えだろうし(あるいはいくつかはわかっているのかもしれない)、ただどうしても手段を手に入れる、または自らの手段を標準化する、デファクトスタンダードをとること、既得権益または先行優位性として優位な立場にたつことを目指してしまうが、本質的に見極める場合はそうではなくて、インダストリアルな側面でもうちょっと考える事業者っていないものかなと、つい考えてしまいました。

aやeについては、コメントする立場にありませんが、さまざまなステークホルダーに対して、または企業の社会的責任、はたまた上記したとおりでインターネット・インダストリアル貢献事業者として「良くしよう」という動きになってくれればいいのですが・・。BB事業(有線も無線も)今後さらに、プロダクトライフサイクルが長くないだろうし、外部要因やマーケット要素・テクニカル面・ファイナンス面など多角的評価作業ができる人や組織が、この業界では短いだけにないとおもうし単純にポテンシャルだけの問題として「良くしよう」と抱くほうがイニシアティブとっていけばいいのかなぁと思うのでありました。

 

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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