当たり前の話ですけれど。
何を書いても、受け取り方は人によって全く異なる解釈になる。
他人の頭の中は判らないものです。
でも、受け取った後の行動や発言は心の裏返しではないかと思う。
例えば、野坂昭如氏が「猥褻文書の販売」で最高裁まで争って罰金刑になっていますが、野坂氏は猥褻とは思ってないから最高裁まで争ったわけで、受け取った裁判官が猥褻と思ったから有罪が確定しました。
これは、裁判官がとんでもないむっつりスケベだったことを証明したとも言えます。何を聞いても何を読んでも、想像力が猥褻な方にしか行かないのですから、見ようによって何でもエロに感じる天津木村みたいなモノですね(笑)
尤も、野坂氏は確信犯でしょうけどね(笑)
使い古されたジョークでは
ある大学で教授が女生徒Aに、
「適当な条件下で、大きさが通常の6倍になる体の器官を挙げてください。その時の条件も言って下さい」と質問をした。
指名された女生徒Aは、顔を真っ赤にしながら冷ややかに
「これは適切な質問ではありません。この件は学校に告発します。」
と答えた。しかし教授は平然としたまま、別の生徒に同じ質問を繰り返した。
次の女生徒Bは落ち着いて答えた。
「目の中の瞳です。暗いと大きくなります」
「正解です。それからAさんには言いたいことが3つあります」と教授は続ける。
「1つ、授業は真面目に聞きなさい」
「2つ、あなたの心は汚れています」
「3つ、6倍になるなんて思っていたらいつの日か本当にがっかりする日が来ます」
「ちびくろサンボ」を見て、黒人差別を思い浮かべる非黒人は自身の差別意識の裏返しでしょうし(気になる黒人がいるとしたら差別されたトラウマが原因かな)、ジェンダーフリーを振りかざす人は自身の性差別意識の裏返しではないでしょうか。
身体障碍者を完璧なまでに差別しない人は、逆に障碍をネタにしたツッコミを入れて笑いを取ったりしますが、私は身体障碍者と一緒にすごした経験がほとんどないので、そういうブラックジョークを見るとドキッとするし、自分にはそんなツッコミはできないと思う。
ということは、私の中に身体障碍者に対する差別意識が存在することの裏返しなのかもしれない。
「虚構−堀江と私とライブドア」や「社長失格」を読んで、彼らが集めた(得た)金ではなく、回ってきたチャンスに嫉妬するのは、数字を追いきれず夢ばかり追ってるダメな経営者の証明であり、「年商50億で500人!潰れるんじゃない?」と思って反応するということは、普段から数字を駆使して、自社を大きく見せたり、小さく見せたりしたいと思っている(している)ことの裏返しでしょう。
最近、ディズニーランド(オリエンタルランド社内?)での社員と準社員の確執を描いたという書評を見て「ミッキーマウスの憂鬱」という小説を読みました。
内容は、勧善懲悪というか、まぁ、笑えるオチでした。
あくまでもフィクションですが、ディズニーランドに
特別の思いを持っている人はお勧めできないかも…。
私はディズニーランドに行ったこともなければ、
興味もないし、ミッキーマウスを着ぐるみじゃないと
いうのは「大人を馬鹿にすんな!」と思うが…。
そう思うのは何の裏返しなんでしょう?(笑)
その中で、準社員の課長職のキャストが正社員の課長職に「ボクは事務所に戻るけれど、君はパレードの監督もしなきゃいけないんだろ?たいへんだな」と声を掛けられて、それまでは皮肉と感じていたのが、ある事件を通じて「同情」と捉えられるように変化した。
つまり、正社員と準社員の間に壁があるのではなく、自分自身が心の中に壁を作っていたんだ。
と気づく部分があります。
もちろん、正社員は何の悪意もなく同情(=善意)として「たいへんだな」と言っているわけですが、受け取る方が屈折していれば「皮肉」に聞こえる訳です。
そして、ときには無神経に傷つけた正社員が悪いとされてしまいます。女生徒Aが「告発する」と言ったように。
私は不純な屈折を持って傷ついたと主張することが正しいのか?
とず〜っと考えています。
政治家の失言をあげつらうマスコミも同じですけれど、屈折した思いを善意の人にぶつけることには、罪はないのでしょうか?
「たいへんだな」っていうのをいちいち皮肉と受け取ってしまうなら、私ならストレスで死んでしまう。仮に皮肉であっても、言葉のとおり受け取って仕事をする方が精神衛生上も良いし成長もするでしょう。
何でもまっすぐ見るのは良くないけれど、いちいちネガティブに見る必要もないのです。
プロジェクト型の仕事というのは、ディズニーランドという夢の国を支えるのと同じように、メンバーで同じ目標を見れる達成感のある楽しい仕事です。
正社員・派遣社員・契約社員・フリーランサー・アルバイトだろうが、SE・PG・OPだろうが関係なく、大事なのはプロとしてのプライドと、プロジェクトの本質を追求する姿勢だと私は考えています。
他人の考えていることなど判りませんから、すべての面で分かり合えることなどありえないのですけれど、例えば、派遣社員で次のプロジェクトでは離れることになっても、プロジェクトの間だけでも全員で同じ目標に向かって進みたいと思うのです。
ということを読んで、もし「社長として都合よく搾取しようとしているから」と思うなら、真っ赤になる女生徒Aのような考えに支配されていないでしょうか?それはあなたの内面の裏返しではないか、是非、自分の心に問いかけてみてください。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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