本日、私もユーザーであるソーシャルニュースサイト「newsing」のセミナー「第2回オフラインnewsing」に参加してきます。
今回のテーマが「なぜ日本のニュースサイトはつまらないのか?」ということで、しっかりと釣られて私なりの考えを書いておいて、参加したいと思います。
セミナーの告知ページにて、以下のように書かれています。
これまでニュースは新聞、ラジオ、テレビを通して人々のもとに届いていました。
webが情報源として浸透していく中、
- 自社のニュースソースをwebに展開する新聞社などのニュースサイト
- ニュースソースを持つ新聞社などと提携して展開するポータルのニュースサイト
- web上のニュースソースに要約・意見を添えて読者に紹介するニュースサイト
が次々と登場しています。
これらに加えて、ソーシャルニュースサイトがあるわけですが、これらのサイトが「つまらない」理由として、以下のようなことを7つほど考えました。
新聞社などのニュースサイトは、基本的にトップページには記事の見出しがずらっと並んでいるだけで、1記事1ページであり、そのほとんどが「ストレートニュース」で解説記事が少なく、パッと見の情報量が少ない感じがします。
また、ウェブの特性上、長文を読むことに負担を感じるため、強く関心のある記事以外は解説記事を読む気にはなりにくい気がします。
テレビのニュースショーやワイドショーは、キャスターがただニュースを読み上げるだけでなく、テロップやフリップ、模型、再現VTR、演出などを多用し、視聴者の興味をあおる演出をふんだんに使用しています。
その点において「ニュースサイト」は演出が少なく、テレビなどと比べるとつまらない、という印象を得るのかもしれません。
新聞は紙面の構成、テレビは番組の構成で、それぞれ伝えたいニュースの重要性を操作できますが、ニュースサイトの場合は、操作できる割合が低く、政治・経済のニュースと芸能・ゴシップなどのニュースが同じ位置で並ぶことになります。
そうすると、多くの人はゴシップネタで盛り上がることが多くなるため、ゴシップのニュースが「閲覧数」「コメント数」が多くなり、「注目のニュース」として上がってくる割合が高くなります。
結果として、政治・経済などの堅いニュースの位置づけが低くなり、「つまらない」ニュースばかりになるとも感じられます。
Yahoo!ニュースやアメーバニュース、livedoor ニュースなど、ポータルサイトが運営するニュースサイトにおいて、数多あるニュースの中から選別して紹介されているため、新たに自分でニュースを探す必要がありません。
今、旬のニュース、盛り上がっているニュースを知るだけなら、「ポータルのニュースサイト」をチェックし、友だちなどとの会話のネタにできるので「ソーシャルニュースサイト」の必要性がない、ということも考えられます。
「ソーシャルニュースサイト」というのが登場する前から、2ちゃんねるの「ニュース速報板」という場所において、同じような役目を果たしていたとも考えられます。
特定の人がニュースをピックアップしてスレッドを立て、ユーザーがその記事の内容を中心に盛り上がる、という場所がすでに確立されていたため、あらたに「ソーシャルニュースサイト」としての必要性があまり無かったのでは、ということです。
mixiなどのSNSは、離れた友人とのコミュニケーションや新たな出会いの場として発展してきましたが、日常生活におけるネットワークに満足している方は、そもそもSNSを利用する必要性を感じないと思います。
現状でも「ソーシャルネットワークサービス」を必要としない人が圧倒的多数ではないでしょうか。そして、SNSよりさらにレベルアップした「『ニュース』を通じたネットワーク」を求めている人の割合がまだまだ少ないため、盛り上がりに欠けるのではないかと思います。
現状の「ソーシャルニュースサイト」の多くは、政治・経済から芸能、ゴシップネタまで幅広く取り扱うサイトが多いため、ニュースを投稿しようとする人が「どのようなニュースを取り上げたらいいのかわからない」のかもしれません。
また、「こんなニュース取り上げてつまんないヤツだ、と思われたらイヤだ」とか、「とりあげたニュースが盛り上がらなかったら寂しい」と考えてしまい、結果として盛り上がらないことになっているのかもしれません。
以上、私なりに7つほど「つまらない理由」を考えてみました。
この他にもいろんな理由があり、その対策もあると思います。これらの考えをもとにセミナーに参加し、今後の「ニュースサイト」の展望について、話を伺ってきたいと思います。
さらにその後に、ブロガーイベント「Action Blogger's Night!! Vol.16」を開催いたします。
今回のテーマが『SNS化するソーシャルメディア』ということで、セミナーで聞いた内容も加えながら、ソーシャルメディアについてトークイベントを行いたいと思います。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
groove on 2008/06/05
某通信社の場合、独自記事、いわゆる特ダネは無料サイトに載せないというガイドラインがあって、そのため自らのサイトの独自性を殺してしまうという致命的な問題を抱えています。大手新聞のサイトも、1面トップに載せるスクープ記事は新聞が配られる時刻(朝刊なら午前6時)以降でないとサイトに載らないはずです。
独自記事を解放してしまうことで有料サービスの収益低下をおそれているわけですが、このスクープ記事を新聞発行の時間を待たずに出せたとき、ニュースサイトが既存メディアを越える瞬間を迎えるのかもしれません。
kadachi1966 on 2008/05/25
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kadachi1966さん、コメントありがとうございます。
仰られるとおり、特ダネやスクープの取り扱いについては、
ニュースサイトの持つ大きな壁の一つですね。
今後、ニュースサイトが新たな収益源を見出すことによって、
特ダネの取り扱い方、活用法も変わってくるかもしれません。