公衆無線LAN+skype=携帯電話って、skypeやFONの話をすると必ず出てくる、シロート仮説です。
長年、携帯電話や通信に関わってきたものとして、釈然としないものがあり、また、説明しても、更にへんな理屈で反論されたり、と説明するのも疲れるような状態がこのところ続いていました。
で、この話題に関してばっさり切り捨ててくれている表現があったので、そのまま引用したいと思います。
問いかけ:
公衆無線LANと、例えばskypeと言ったIP電話を組み合わせるとユーザから見れば携帯電話と代わらない使い方ができるのではありませんか?答え:
そういう人はたくさんいますが”モバイルとワイヤレスは全然違いますよ”といつも私は答えています。ワイヤレスには公衆無線LANのように使えるところと使えないところがあります。決して移動しながら使うことは想定していません。それに対してモバイルは携帯電話のようにエリアがシームレスでなくては、ユーザーに満足してもらえません。メールが遅延するだけで怒られるぐらいですから。データ通信でも音声と同じく、リアルタイム性が非常に重視されます。多くの方がワイヤレスとモバイルのこの歴然とした違いを理解していないと思います。
これは、”2010年NTT解体”と言う日経BP社の単行本の中でKDDIの小野寺社長兼会長がインタビューに答えて話している下りです。
そうなんですよ、いくら数が増えて、途切れなくエリアが重なり合ってもワイヤレスは所詮ワイヤレスなのです。着信に必要な位置登録をする仕組や、高速移動時に途切れなく”瞬時”に基地局エリアを切り替える仕組などは、IETFで発案はされていますが、まだまだ実用性に乏しく、携帯電話に追いつくとしても10年や15年はかかると思っています。
その時には、携帯電話も違う形態になっているかもしれませんしね。。。前回の書込みの通り、携帯電話の高品質のまま低コストになれば、何も悪かろう、安かろうの仕組を使う必要はないと思っています。
この点をもう少し多くの人にわかってもらえれば説明の回数も、くだらない屁理屈での反論は減るんでしょうけどね。。。
公衆無線LAN+skype=携帯電話になる(屁)理屈について
やすいアクセスポイントとばら撒く仕組があり、公衆無線LANは点から面でエリアを広げ続ける
モバイルIP等、エリア切り替えの仕組がインターネットの世界でも充実してくる
1,2共にオープンソースエクストリームプログラミングによりすごいスピードで進化する
とこんな感じで論理展開されると思います。しかしながら、3番目の”すごい”なんて言葉を使ったところで、理屈が(屁)理屈になってしまっているって事に話している人は気がつかないのかなぁ?って良く感じています。
”すごいスピード”と言う言葉が非論理的なんで、”すごいスピード”を読み飛ばして考えると、このシチュエーションが実現されるには前述の通り10年から15年はかかると私は思うのです。。。。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
comm25 on 2007/07/01
利用者と事業者の視点の違いから来る齟齬のような気がします。
利用者には、新しい技術システムが提起された理由や、弱点を克服するために必要な技術的課題、商用化を目指す際に伴う経営的リスクなどについては、よくわからない。一方、事業者にとっては、まさにそれらの課題こそが、新しい技術システムを採用するかどうかの重要な判断基準になる。
ウルトラセブンのカプセル怪獣に例えてみます。利用者は「結構強いじゃん。ちょっと鍛えたらセブン並になるぞ、これは」と期待する。でも事業者は「そんなに鍛え上げるのには、大変なお金とトレーニングが必要になりますよ。本物のセブンがいるんだから、そんな必要ありますか?。もともとカプセル怪獣は、セブンが変身できない時の備えだったじゃないんですか?」と言いたくなる。こんなとこじゃないでしょうか。
sting on 2007/07/01
自分にとっては、今のところ「携帯電話=ワイヤレス」で充分ですが。
自動車に乗るときは自分で運転しますし、公共交通機関ではどうせ通話できません。その他の高速移動時って、どんな場面があるのでしょうか。
携帯電話が必ずモバイルでなければならないという思い込みは捨てた方が良いのではないでしょうか。
ただ、無線LAN+IPフォンが携帯電話にとって変わるのかと言うとcomm25氏の言うように疑問があります。
個人的には、ソニーのmyloみたいな「無線LAN+IPフォン」機が、PHSと競合する安いケータイとして普及していくのではないかと思っています。
muwmuw on 2007/02/06
この定義に従うなら、ドコモPHSも「ワイヤレス」の域を出ていません。巨象NTTですら「モバイル」環境の構築は難しいんだという経験もあって、公衆無線LANにはあまり期待していません。
一方で無線LAN+Skypeも、「モバイルではなくワイヤレスだ」と割り切る限りにおいて需要は高まってくるでしょう。そうならないとしても、モバイルと違って「需要が少ないから停波します」とはなりませんし。
W-ZERO3では「モバイル+Skype」も可能ですね。もはや主従がわからない組み合わせですが…。
ぱぐ on 2007/02/06
2007年2月6日現在
公衆無線LANとskypeのIP電話を組み合わせたば携帯電話はもうすでに日本でも市販されています。
確かにワイヤレスです、公衆無線LANですから使えるところと使えないところがありますが、、
いまでは、東京都内等、公衆無線LANが使えるところは非常に多くて便利です。
それからさらに携帯電話と無線LANの良いところを取り入れた新しい規格WiMAXというのが有ります。モバイルの携帯電話のようにエリア広くて、通信速度が早くユーザーに満足してもらえます。
ケン on 2007/02/06
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stingさんへ
ウルトラセブンのカプセル怪獣の件、わかりやすかったです。私もですが、時代を感じますけどね。
このような提供する側と、される側の齟齬というのは良く起りますよね。最近特に感じるのですが、自分の都合の良いことしか受け入れない、記憶に残さない人が多いような気がします。まぁ,それだけ,社会がゆとりが無いほど最適化され、だれもが忙しいのかもしれませんけど。。。かくいう私もその一人かもと思っています。