最終更新時刻:2009年11月28日(土) 10時00分
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「ダウンロード違法化」に警鐘は良いけど・・・

公開日時:
2007/12/28 01:40
著者:
hokky (cafe noir)

「ダウンロード違法化」に警鐘、MiAUが緊急シンポジウムという記事を見かけました。

IT・音楽ジャーナリストの津田大介氏や法政大学社会学部准教授の白田秀彰氏、AV機器評論家・コラムニストの小寺信良氏ら11人が発起人となった任意団体「インターネット先進ユーザーの会(MiAU)」は12月26日、緊急シンポジウム「ダウンロード違法化の是非を問う」を開催、法律・経済・技術などの観点から、違法サイトからのコンテンツダウンロードを違法化する動きへの警鐘を鳴らした。

この手の記事は書き方が難しいですね。例えば、

経済学の観点から「(違法ダウンロードは)日本経済にとってプラスである」との考えを示したのは池田信夫氏。「音楽家やレコード会社の機会孫出という面で経済損失はあるが、宣伝効果という便益とほぼ同等。(ダウンロードによる)消費者の効用を加味すれば、むしろ正の経済効果が上回る」(池田氏)と説明した。

という記述がありますが、正直良くわかりません。「経済損失はあるが、宣伝効果という便益とほぼ同等」という部分は、本当に同等と言い切って良いのでしょうか?この記事の内容だけだと、数字が出ていないので同等なのかどうなのか良くわかりませんよね。

また、

デジタル時代のコピー制限における根拠となるDRMについて、慶応義塾大学DMC機構の斉藤氏は「技術的にいえば、すべてのDRMは解除可能」と説明。また、適法サイトを示すマークについても「適法マーク自体をデジタル署名や電子透かしでガードすれば、そのコストについていけない権利者が出てくる。逆にコストを下げてガードを低くすれば、適法マークそのものが複製される」と存在意義の低さを指摘した。

という記述がありました。 これも良くわかりませんよね。DRMに関わらず、お金(電子マネー含む)などでも100%偽造や不正利用可能という話はありません。どの分野でも最終的には、利益とコストを天秤にかけて、どのくらいの強度にするのか決める話だと思います。でも、ここでの話は、いきなりコストを下げてガードを低くするのが前提になっています。

さらに、

「なぜ違法行為を取り締まる動きに反対するのか、リテラシーの高くないユーザーにも説明できるキャッチは必要」と今後の啓蒙活動における課題を述べた。

という記述がありました。「リテラシーの高くない」っていったいどういうリテラシーを指しているのでしょう?? こういう場に参加していない人には理解できないと言っているのでしょうか?シンポジウムの時間の関係や記事として短くまとめてあるために、いろいろな部分が省略しており、この記事だけだとイマイチ良くわからないのだと信じたいのですが、もし、この記事の内容がすべてだとすると、かなりお粗末な印象を受けました。パブリックコメントの内容はまだ見ていませんが、もし、このレベルの内容だとするとかなり厳しいような気が・・・

どうなのでしょうねぇ?

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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このエントリーへのコメント

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sumimotoshoheiさん、どうもありがとうございます。

普段、なかなか時間が取れないので、全文は読んでいませんでしたが、ちょっと読んでみようと思います。

  hokky (cafe noir) on 2007/12/29

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MIAUの意見へのリンクを文部科学省HP内に見つけたので、再び失礼します。この団体については、他の団体と同様の扱いをされているのかもしれませんね。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/020/07112907/003/018.htm
団体名が「インターネット先進ユーザーの会」と、フルネームだったので、気づくのが遅れました。失礼致しました。

  sumimotoshohei on 2007/12/28

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12月28日の時点では、当該パブコメは、編集されたものが、html公開されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/020/07112907/002.htm
また、これと別に、業界団体等の意見が、団体ごとに全文掲載されています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/020/07112907/003.htm
つまり、一部団体の意見は全文掲載、しかし、意見全体としては、編集されたもの、それも、行政の手によって編集されたものが公開されている様に見える現状です。
意見の取り扱いが公平なのかどうか不明と感じますし、提出意見全文が必ずしも閲覧できない現状の情報公開においては、提出されたパブコメの内容の品質、特に、行政の方針に反対する意見の質を私たち一般民間人が判断する材料が、十分、情報公開されていないと思います。
今年は、年末になったので、年明けに、もう一度、様子を見ながら、詳細情報の公開を文化庁に求めていきたいと思っています。

  sumimotoshohei on 2007/12/28

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