メールについての投稿で 「要求」と「要求を受託した方が良いと判断できる情報を書く」 という事をお話し 結局 表現より 中身 つまり「ホントに実行可能な儲け話を創造する事」が大切だという事を述べました。 では 書く事 表現する事は どうでも良いのかというと 実は私はそうとも思っていません。
というのは「ホントに実行可能な儲け話を創造する事」は簡単な事ではなく 頭だけで考えていては すぐにどうどうめぐりをしてしまったり これはイケルと思ったアイデアに大きな抜けがあったりするので 書いてリビューする事なしに 実行可能な・抜けのない具体的なアイデアを考案する事が難しいからです。
みなさんも簡単な計算 たとえば 263+238 とか 785+345−784など 暗算でどこまで計算できますか? 又 それを筆算でやってできるレベルと比較してみてください。 筆算では途中結果を紙に記録できるので 時間さえかければどんな複雑な計算でも正確に実行できます。
私は この暗算と筆算の違いが 何か問題に対する解決方法をひねり出す思考過程でも同じように作用するつまり 書きながら考えないと複雑で難解な課題の解決方法を正確に思考できないと思ってます。 従って 論理的でスッキリ読める文書を作るスキルは 以下の様に 実行可能で・抜けのない・具体的なアイデアを考案する為には必要だと思います。
アイデアを創造する過程で文書表現力を磨いておけば アイデアが発案できた後にメールにして連絡する際に悩む必要はないと思います。
文書表現力が低い事の第1の被害者はその文書を作る人であり 欠陥があるアイデアに気がつかないまま良いアイデアであると信じて提案する事になり それが第2の被害者である読み手に届くと 何が言いたいのか良くわからない 抜けや矛盾のある提案メールが送られてくるという現象になります。
現在のワープロや表計算ツールはアイデアが沸いた順に書きとめておいて その後に 実行面からアイデアを具体化し 最後に読む人に向けて論理的な展開順に並べ替える事ができるという点で 昔の紙に比べて書きながら考える為のツールとして数段優れています。 紙の時代には出来なかった深い検討が短時間で 且つ 見栄えよくできる様になったのですから これをうまく使って思考力を養わない手はないと思います。
少し話が変わるのですが 「相手に受け入れられる儲かる提案を考える」 という中には改善手段としてIT技術を利用する案件もあります。 この際の業務屋とシステム屋の関係について 以前この読者ブログで対立する2つの意見が上がってました。
2つのエントリは 一方はochikoboreさんの「傲慢は止めろ」では業務屋は業務のプロでシステム的には無知でもよい という論であり 他方はhokkyさんの「業務屋だってシステム屋の表現を理解できた方が良いと思うけど」 は それに対する反論です。 又最近は川上さんが「システムとユーザ業務の両方がわかる人材」というこれに関わる教育についての投稿がありました。
この件について 私自身は IT利用の有無に関わらず 具体的で実行可能な改革案を作り出す為には 業務知識に加えて ブレークスルーするアイデアの発想力と それを 具体策にまとめあげる下記の様な論理的に考え記述する力 つまり 「業務屋だってシステム屋的にならざるを得ない」 という意見です。
しかしこれはあくまで私の意見であって 実際にはこういう業務屋が少ないから ochikoboreさんの様に「業務屋は業務のプロでシステム的には無知でもよい」 というか それを前提にして付きあわざるを得ない という意見が出てくるのだと思います。
これは レストランで言えば 味音痴のお客さんにサーブする様な状況なのですから まづは出来合いのものを出して食べてもらう 食べる=>少し味が解る様になる というサイクルで 客の舌が肥えに従ってカスタマイズ度を少しづつ上げる という様な進め方が お客さん と システム屋双方にとって 無難な仕事の進め方ではないでしょうか?
しかし賢い業務屋が増える事がシステム屋さんにとって良い事かというと 私は必ずしもそうとは思いません なにより現在のシステム屋さんの上流工程の需要が減少しまし 業務設計がしっかりしていれば システム屋さんがプログラムへの翻訳屋としてしか使われなくなり 今以上にコストダウン圧力が強まると思います。
こういうふうに見れば 現在システムに詳しくない業務屋が多い時こそ システムを売り込みやすく 自分達の仕事を高付加価値化するチャンスがある様な気がします。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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