ゴールデンウィーク中に去年のGWから一年ぶりにTSU〇TAYAにCDとDVDをレンタルしに行った。
妻と子供を4人連れてワイワイガヤガヤとDVDを選んで、レジに行くといきなり店員さんのガン見。むっすーっとした顔で力なく「らっしゃいませー。」
(おわっ、そんなに子供達うるさくしてたっけかな?つか、「らっしゃいませー。」って「い」が抜けてる様に聞こえたんだけど。)
そして買い物カゴを渡すと、小さく「チッ!はぁ?。」と舌打ちしたように感じた。ちょっとイラッっと来たが、ここは大人。我慢、ガマン。
「次回から、このCDはケースのまま持ってきてもらえます?ではケースを取ってきますので少々お待ち下さい、チッ。」
「ああ、すみません。次から気を付けます。」
また舌打ちした様に聞こえたが足早に陳列棚の方に行ってしまった。
(たぶん、休憩入る直前だったんだな、それでちょっと不機嫌っぽい感じになったんだろう。子供達の前だし。)
そう考えて自分を落ち着かせるように心がけた。
しかし、戻ってきた店員さんは『レンタル中』のタグを掛ける為に一時的に置いておくカゴにCDケースをバン!と投げ入れると、「こちら新作なんで二泊三日になりますがよろしいですか?」と聞いてきた。
(うっわぁ?、そろそろ爆発してしまいそう...。最初に何て言おうかなー?いや、ちょっと待て。なんでこんなに態度悪いんだろ?何か理由があるに違いない。)
「ああ、そうですか。わかりました。」
「それから、こちらのゲームは中古なんですがよろしいですかね?」
(わ!まずいっ!妻にナイショで買い物カゴに入れて置いた『真・三國無双3エンパイアーズ』980円を買うことがバレてしまう!!)
案の定、「ゲームって何?聞いてないけど。」
「あ、あのさ、ほら、レンタルDVD三本分だからいいでしょ?オレ今日ビデオ借りてないし、安いし。これ前々から欲しかったのよ。」
と言いながら店員さんの方を見て少し笑むと、完全無視。
(お客さんの危機とTSU〇TAYAの売上減少(980円だけど)の危機が迫っているのに、レンタルシェアでトップにあるTSU〇TAYAで、こんな応対をさせる訳がない!)
「あ!やっべ!気付いちゃったw いえ、何でもないっす。ええ、大丈夫です、中古だってわかってます。」
そう、気
付いてしまったのだ!この店員さんは、家に帰ってからPS2のソフトを購入したのがバレると夫婦喧嘩になると考えて、今ここで言っておいた方が得策だろう
と暗に教えてくれていたのだっ!!そうと気付くと、今まで対応が悪いと思っていたのも実は、『あなたは世の中に疲れてます。しかし、DVDの仮想現実で一
時の現実逃避をして、それで心が癒されますか?DVDなんて見てないで家族とのコミュニケーションを取った方がよっぽど心の癒しになりませんか?父親らし
く家族に慕われませんか?』というメッセージを奥ゆかしさも備えたshyな彼女は伝えたいに違いない。彼女はTSU〇TAYAの一社員である前に、一人の
人間としてボクに警笛を鳴らしてくれているのだ。そうなると、さっき言ったボクの言葉、「中古だってわかってます。」は訂正しなければならなかった。「中
古商品ということは重々承知致しております。」と言うべきだった。よく見ると後光が差して見える。彼女は将来に渡りTSU〇TAYAを発展させる重要な人
物になって行くであろう!
TSU〇TAYAカードで支払を終えると、満面の笑みで店員さんに「どうもありがとう!」と言い店をあとにしたが、またしても無視。
実に仕事に忠実だ。
店を出ると何とも清清しい。心が洗われた。解脱や悟りとはこういう心境なのだろうか。
車に乗ると、「さっきの店員、態度悪くなかった?」と妻が言った。
「あれ?そういう風に歪曲して事実を受け取っちゃった?一見、無愛想に見えるけどスゴく人間味のある、いや、神レベルの存在と言っても過言ではないよね。話すと長くなるけどいい?」
「あっそ、別にいいや。」
妻には彼女の懐の深さが伝わってないようだ。
しかし彼女の神ぶりはこれだけでは終わらなかった。
それは自宅に帰ってから気付いた、とてもステキな贈り物だった。
「それいけ!アンパンマン
くろゆき姫とモテモテばいきんまん」のDVDを再生すると10分くらいで画像が乱れ、チャプターが飛び、一気にエンディングまで行ってしまう。たぶん
DVDを再生したプレイステーション2(HP-10000)の調子がおかしいのだろうと思い、何回かやってみるが全然見れない。最終的にディスクをチェッ
クするとひと目でわかる深くえぐられた様なキズがあった。
なるほど、こうきたか。つまり、レンタルする時はタイトルを十分吟味して選べと言っているのに違いない。子供がよく見るタイトルならばキズがあって当然だ。レンタルさせるDVDなのにまともに視聴出来ないものもあるんだよと。
そしてレンタルする前にキズをしっかり確認して下さいという彼女なりのメッセージなのだろう。レジの後ろにメディア研磨機もあったような気もしたが、あえてやらない職人気質に人生2度目のプロポーズの言葉を考え始めていた。
「やっぱ、あの店員ひどくない?」と言う妻。
生きている間に現代に甦るBuddhaと出会ってしまったという思いで妻にこう言った。
「なあ、オレもう泣いてもいいか?」
ところでTSU〇TAYAにダビング用CD-Rと一緒に生DVD(ブランクメディアのDVD-Rとか)があるけど、それはレンタル期間中に映像見
れなかった人の為に「とりあえず返す前に『でーぶいでーしゅりんく』や『でーぶいでーでくりぷたー』でVOBファイルをブッこ抜いて焼き焼きしてね♪」
というTSU〇TAYA流の『やさしさ』なのかなー?
追記:
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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