10月下旬より最新ブランチに相当するBuild 5500番台のテストリリースが開始されているMac OS Xベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」に、米国時間5日付にてアップデート正式版に相当する「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5582」がリリースされ、現在Parallels Software Internationalによる公式ダウンロードページを通じてバイナリパッケージが入手可能となっている他、従来までと同様に15日間試用可能なトライアルキーも提供されています(「Parallels Desktop 3.0 for Mac(英語版)」正規ユーザは無償にて継続利用可能となっています)。
当ブランチにおける一連のリリース(「Beta 1 Build 5540」〜「Build 5582」)を通じた「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5582」における主な特徴等が以下の通りに示されています(「Build 5160」からの主な変更点となります)。
- プライマリOSサポート。「Mac OS X 10.5 Leopard」に対する互換性改善
- 仮想デバイスサポート。各種USBデバイスに対する互換性改善(National Instruments製デバイス、Research In Motionによる「Blackberry」等)
- 「Shared Applications」及び「Parallels SmartSelect」。「Parallels Desktop for Mac」アンインストール時に「Parallels SmartSelect」によるアプリケーションの関連付けを解除すべくした「Remove SmartSelect file associations」オプションを追加

↑「Uninstall Parallels Desktop(アンインストーラ)」に新たに追加された「Remove SmartSelect file associations」オプション
- 安定性、及びリソース利用の改善。「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」上で稼動するゲストOSにて「Suspend(サスペンド)」或いは「Resume(レジューム)」を利用した際のパフォーマンスを改善
- 「Coherence(コヒーレンス)」モードにて長時間使用していた際に「Parallels Desktop for Mac」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
- 「Windows Vista(ゲストOS)」利用時(スリープ移行時等)、或いは「Resume(レジューム)」からの復帰後にゲストOSにて発生し得た「BSOD(Blue Screen of Death、ブルースクリーン)」を修正
- 「Fedora Core 6(ゲストOS)」におけるブートプロセス時に「Parallels Desktop for Mac」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
- 「OS/2 Warp 3(ゲストOS)」インストレーションプロセス時にハングアップが発生するケースが確認されていた問題を修正
- Mac OS X(ホストOS)がスリープから復帰した際に「Parallels Desktop for Mac」における「Parallels NAT」及び「Host-Only Network」各アダプタが適切に構成され得ないケースが確認されていた問題を修正
- ゲストOSにおいてUSBフロッピードライブ、或いはUSBフラッシュドライブが適切に動作しないケースが確認されていた問題を修正
- 「Parallels Tools」に関する改善。LinuxゲストOSの「Console(コンソール)」においてUnicodeシンボルが適切に表示されないケースが確認されていた問題を修正
- 「Shared Applications」及び「Parallels SmartSelect」に関する改善。「Dock」或いは「Recent Applications」リストにおけるアイコンを通じてWindowsアプリケーションを起動した際に、当該アプリケーションが適切に起動する事ができないケースが確認されていた問題を修正
- 「Parallels Explorer」が仮想HDDに存在する各種リソースを適切に表示する事ができないケースが確認されていた問題を修正
- 仮想マシン実行時に、Mac OS X(ホストOS)デスクトップにマウントされている仮想HDDに対して「Finder」からファイルのコピーを行う事ができないケースが確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X 10.5 Leopard」利用時に「Parallels Desktop for Mac」インストーラ(Install Parallels Desktop)がハングアップするケースが確認されていた問題を修正
- 「Mac OS X 10.5 Leopard」における「Internet Sharing(インターネット共有)」有効時にインストールを適切に行う事ができないケースが確認されていた問題を修正
- 仮想マシン起動時に発生し得たカーネルパニックを修正
- DOS16M(16bit DOS拡張アプリケーション) 利用時に「Parallels Desktop for Mac」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
- Windowsにおける一部のコマンドラインユーティリティ実行時に発生し得た致命的なエラーを修正
- 「Coherence(コヒーレンス)」モードにおいて「Mac OS X 10.5 Leopard」における「Spaces」を利用した際に確認されていた複数の問題を修正
- 「Coherence」モード利用時にウインドウを最小化した際に発生し得たクラッシュを修正
- 「Parallels SmartSelect」及び「Shared Applications」。「UNC(Universal Naming Convention)」パスを用いてファイルを開いた際に確認されてい問題を修正
- 「Parallels Compressor」を用いたコンプレッシング実行後に「Windows 2000」がハングアップするケースが確認されていた不具合を修正
- コマンドラインにおいて「Parallels Mounter」を使用した際に仮想HDDイメージが適切にマウンドされないケースが生じ得た不具合を修正
- 「Parallels Explorer」「Parallels Mounter」が仮想HDDにおけるフリーディスクスペースを適切に定義する事ができないケースが生じ得た不具合を修正
- 「Mac OS X 10.5 Leopard」における新機能「Spaces」との統合。「Single Window(シングルウインドウ)」「Full Screen(フルスクリーン)」「Coherence(コヒーレンス)」何れのモードにおいても「Spaces」を利用可能とし、「Coherence」モード利用時には個々のウインドウを個別スペースにアサイン可能

↑「Mac OS X 10.5 Leopard」+「Parallels Desktop 3.0 for Mac Beta Build 5540」における「Spaces」との統合。「Coherence」モード利用時には個々のウインドウを個別スペースにアサイン可能(クリックで拡大します)
- 「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」利用時に、Mac OS Xデスクトップに仮想HDDが適切にマウント可能に(「Mac OS X 10.4 Tiger(ホストOS)」環境下では「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 4124」より利用可能となっていた機能ですが、「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」環境下では適切に動作していませんでした)
- Virtualizationエンジン(仮想化エンジン)に関する改善。「SMBios(System Management BIOS)」をサポート
- 「Windows Vista」「Windows XP」(共にゲストOS)利用時における大幅なパフォーマンス改善
- ネットワークに関する改善。「Shared Networking」に対する「Port Forwarding」のサポート
- ユーザインターフェイスの改善。HDD、及び「Shared Folders」等におけるパスの表記に「~(ホームディレクトリの略記)」の表示をサポート
- 仮想デバイスサポートの改善。仮想マシンにおいて2つの仮想CD/DVDドライブを利用可能に
- ビデオ、及び3Dサポートの改善。「DirectX 8.1」及び「OpenGL」パフォーマンスの改善、及び幾つかのアプリケーションに対する互換性改善等を包含
- 「Parallels Transporter」における機能強化。「Boot Camp」支援によって作成されたパーティション(Windows)から「Parallels Virtual Disks(「.hdd」、仮想HDD)」にマイグレーション可能に(Parallels Transporter 3.0 for Windows Build 1456)
- プライマリOSサポートの改善。「Parallels Desktop for Mac」インストール後における不正なディスクパーミッションを修正
- 「Mac OS X 10.5 Leopard(ホストOS)」における「Dock」にWindowsアプリケーションのアイコンが適切に表示されなかった問題を修正
- ゲストOS非アクティブ時(非起動時)にスナップショットノードを削除した際に発生し得たセグメンテーションフォルトを修正
- 「Windows Experience Index」が「Windows Vista」において適切にカウントされていなかった問題を修正
- 「Coherence 3.0」における改善。「Single Window」「Full Screen」「Coherence」各モード利用時における「Windows Taskbar(タスクバー)」の挙動を改善
- 「Windows Taskbar(タスクバー)」が隠されている際に「command」キーを用いて「Windows Start Menu」を呼び出し可能に
- 「Parallels Tools」インストレーションプロセスにおいて「Error 5009」が発生し得た不具合を修正
- 「Bridged Ethernet」使用時に「MIDIoverLAN CP 3.2」が適切に動作可能に
- 「SUSE Linux 9.3(ゲストOS)」に対して「Parallels Tools(Linux Tools)」をインストールする際に確認されていた不具合を修正
- 不正なキーコードコンバージョンを修正
- 日本語Input Method(MS-IME)がポップアップウインドウにおいて適切に変換候補を表示し得なかった不具合を修正
- ディスク共有、及びフォルダ共有の改善。ユーザプロファイルの共有を実現する「Shared Profile」有効時に、一部のサードパーティアプリケーションのインストール、アンインストールが適切に行えなかった不具合を修正
- 「3DMark2001」ベンチマークモードにおいて発生し得たセグメンテーションフォルトを修正
- NVIDIA製グラフィックスカード利用時に、一部のゲームにおいて確認されていたテクスチャ関連の不具合を修正
- And many others...
尚、米国時間5日付にて発表された「Parallels Desktop 3.0 for Mac Premium Edition」には、この度リリースされた「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5582」が同梱される形となります。

↑ 「Mac OS X 10.5.1」+「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5582」+「Windows XP Home Edition Service Pack 2」。表示されているWebページは「Parallels Desktop 3.0 for Mac Premium Edition」公式ページです(クリックで拡大します)
追記(1/18、「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5584」)
「Build 5582」は後に「Mac OS X 10.4.11(ホストOS)」利用時における「Security Update 2007-009 v1.1(10.4.11 Universal)」との互換性問題が確認され、当該問題の修正等を主目的とした「Parallels Desktop 3.0 for Mac Build 5584」が米国時間2008年1月17日付にてリリースされています。
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