Macintoshを始めとするApple関連情報サイトの一つとして著名な存在となっている「Think Secret」より、来年初頭のリリースが予想される「iWork '07」に関するインサイダ情報が、今月に入り立て続けに3本程掲載されていますので、それらを纏めて採り上げてみたいと思います。
まずは7月5日(以下、掲載日時は全て現地時間)付にて掲載された、「Charts」と命名されるであろうSpreadsheet(表計算アプリケーション)追加の憶測記事から。
これまでにも幾度となく噂に挙がってきたApple純正表計算アプリケーションですが、上記Linkの記事によると、Appleはリリース3年目を迎えるiWorkに3番目のアプリケーションとして「Charts」と命名されたSpreadsheetを追加し、これをMicrosoftの「Excel」に対する競合製品としてではなく、むしろホームユーザやスモールビジネス用途にて必要とされるような、よりコンシューマフレンドリなアプリケーションとして位置付けるであろうと述べられています。そして、Excel同等の先進機能をサポートしているように振舞うつもりはないものの、それでもAppleはChartsに対して、Excel形式のドキュメントや「AppleWorks Spreadsheet」のインポート、エクスポート等をサポートさせ、Excelに匹敵するパフォーマンスを保持させる事を望んでいるだろうと伝えられています。
その他、将来的にはChartsが「iWork」「iLife」の現行バージョンのように、他のApple純正アプリケーションと密接な連携をとる事も期待可能であろうと予測され、「Media browser」のサポートや、新規メールメッセージへのドラッグアンドドロップによるSpreadsheetやChart Dataの添付、或いは特定レベルにおける「Address Book」との相互運用等も予想されているようです。
尚、価格に関しては、iWork suiteにChartsが追加される事によって値上げが行われるかどうか、現時点では定かでないとの事。過去にもAppleは、2003年に49ドルにてリリースしたiLife suiteを、2004年の「Garage Band」追加時にも値上げは行わなかったが、2005年には同一ラインアップにて79ドルに改定。それに対して、2003年に99ドルにてリリースされた「Keynote」は、「iWork '05」にてSecond VersionとなったKeynoteに「Pages」が追加されたにも関わらず、価格は79ドルに値下げされる等の前例があり、価格に関しては情報筋の間でも想像し難いとされています。
続いて7月10日付にて掲載された記事には、「Pages」の次期バージョンに関する機能強化の可能性について言及されています。
上記Linkの記事によると、Pages 3における最も注目に値する機能として「Word Processing」「Layout」といった2種類の編集モードの導入が挙げられており、Appleは新たなWord ProcessingモードをPages中でも「より日常文書作成に適した」位置付けにて提供する意向であろうとの事。これら(便利な)機能の幾つかは、ライタやタイピスト達によってPagesに提供され、その中にはシソーラス(類義[反義]語辞典)のサポートや、「Spotlight」「Wikipedia」或いは「Google」諸機能等との統合も計られるであろうと記されています。
その他、強力な文法チェックエンジンの搭載も予定され、それらは他のApple純正アプリケーション等からの利用も可能になるであろうとの事。current settingsの制御には「Inspector」が導入され、フォント、スタイル設定等のインタフェースは「WYSIWYG font menu」にてサポート。現行バージョンの「Show Fonts」との比較においても、非常に迅速なフォントのブラウズや選択が実現されるであろうと推測され、複数ユーザによるコラボレーション機能の強化等も示唆されているようです。
そして18日付の記事には、開発中ソフトウェアに関する目撃情報として「Keynote 4」の次期バージョンに関する動向の憶測等が掲載。
上記Linkの記事では、(「iWork '07」の一部として来年リリース予定とされている)「Keynote 4」においてユーザは「特に注目に値する新機能」よりも、むしろ多くの微妙な改善に目を奪われる事になるであろう、と伝えられており、既にVersion 3に至ったKeynoteは、リリース当初における「よりMacらしさを追求したMicrosoft PowerPointの競合製品」としての構想がほぼ反映されたであろうとの事。Keynote 4では少なくとも半ダース(6種類)を数える新テーマの追加が予想され、その多くは現行バージョンにおける「Gradient」「Blackboard」のようなポピュラなテーマによって提供されている「シンプルさとエレガンスさ」が反映されるであろうと伝えられています。また、新テーマはアニメーション機能のサポートも特徴としており、多くのテーマは最大解像度1920*1080にも対応するであろうとの事。Appleは低価格による追加テーマのダウンロート提供も考慮しているとされていますが、情報筋では現時点で、それらの計画に関するそれ以上の詳細な情報は把握していないと記されています。
その他、Keynote 4には「新たなアニメーション」や「テキストトランジション」等も包含され、ユーザ自身における(容易な)任意設定の指定や、後の使用時のための設定保存を可能とする新たなオプションが設けられるであろうとの事。更にpodcasting同様、外出時におけるプレゼンテーション時等のための、iPod friendly(iPodにて対応可能)なフォーマットでのプレゼンテーションファイルのエクスポートもサポートされ、Export commandを通じたiWebとの(特定レベルにおける)統合も実現される方向で開発が進められている、と伝えられています。そしてiWork '07は冒頭で紹介したChartsとPages 3、そして今回のKeynote 4によって構成されるであろう、として締めくくられています。
現時点でそれぞれの情報自体の信憑性は定かではありませんが、比較的地味な存在として捉えられがちな「iWork」が、よりコンシューマフレンドリなオフィススイートとしての地位の確立に尽力している様子が窺い知れるのではないかと感じています。そして今後はMicrosoftのみならず、各方面の動向を敏感に注視しつつ、適切なロードマップを掲げて欲しいと願うばかりです。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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