2008年はグリーンIT元年ということで、この上半期で様々なグリーンITネタが語られてきたIT業界ですが、面白いキーワードもいくつか語られています。
その一つが、「常温データセンター」という言葉です。
皆さんが想像するデータセンターはどのようなものでしょう。
「凍えるような冷気が立ちこめる部屋だよ」
「夏でも手袋とジャケットが必要だね」
実際にデータセンター内で作業をしたことのある人なら、こんな印象を持っているのではないでしょうか?
設置されているサーバが重要であるほど、加えて処理負荷が高いシステムが動いているほど、より強力な空冷設備を有するデータセンターに設置するのがこれまでの一般的な考え方です。
日本国内にあるデータセンターのほぼ全ては冷却設備を有しています。
しかし、この常識がだんだんと崩れてきました。
「サーマルコンピューティング」という言葉を使っているのはヒューレットパッカードですが、同社を初めとして、直接冷却するのではなく空気を循環させて熱を逃がそうと考えるベンダーが増えています。
hpだけではなく、IBMもサンマイクロシステムズもこのトレンドに追随しており、その最たる姿がプロジェクト・ブラックボックスです。
(サン、輸送可能なDC“ブラックボックス”を披露 )
→ http://it-ura.seesaa.net/article/66407287.html
また、IBMでは常温で摂氏50度に耐えるデータセンター設備を開発したことが明らかになっており、今後はますます冷却することなしに運用することができるデータセンターが登場してくることでしょう。
いずれは冷却施設が一切必要無い、真の常温データセンターが登場するとも予告しており、10年後には常温が当たり前になっているということもありえそうですね。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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タクジさん、コメントありがとうございます。
チップセットの排熱によって一定温度以上で機能するファンというのは興味深いですね。常温DCの場合、排熱空気が空調を通過して外気に熱を逃がし、対流によって再びDC内に戻ってくるという形でしょうか。戻ってくる空気がファンを回し、さらに空気の対流を早めるような仕組みになるかなと想像します。