最終更新時刻:2009年1月9日(金) 13時21分

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システム前線異常アリ!ゆうちょ銀行の裏側

公開日時:
2007/10/09 09:34
著者:
吉澤準特

2007年10月1日、日本郵政公社から新たな一歩を踏み出したのが「ゆうちょ銀行」です。いわゆる郵政民営化の一つの結果です。

ところが、スタート早々、すでにいくつかのトラブルに見舞われていることがメディアの報道で明らかになってきました。

毎日新聞では次の記事が掲載されています。

『貯金の預け入れや払い出しなどにかかわる基幹システムには異常はないが、郵便局の端末から「顧客情報管理システム」
に接続しにくい状況が続き、口座を新規開設する時に時間がかかるなどの影響が出た。

ゆうちょ銀は「連休明けの9日に復旧を目指している」と説明。

障害が発生した顧客情報管理システムには、顧客の氏名、住所、生年月日、預金残高などが登録されており、口座開設時に
「総額1000万円の預け入れ限度額を超えていないか」などを確認するために使われている。

このシステムは民営化初日の1日から本格的に運用されたが、当初から障害が発生した。ゆうちょ銀は
「システムに接続するのに必要なパスワードの変更作業が初日に集中したため、一時的な障害が発生した」と見ていたが、
作業が落ち着いた後もシステムの状況は改善されず、原因を調べている』

ゆうちょ銀行のシステムは各預金者に顧客番号を付与していますが、同姓同名で生年月日が同じレコードには同一番号が割り当てられます。

名義が同じ複数の口座をまとめて管理することを名寄せと言いますが、この名寄せを行う上で必要になるのが顧客情報システムですが、
当該システムのアクセスが集中したため、サービスが利用しにくい状態が続いたということでした。

サーバ増設によって11日にも処理能力を向上させるということですから、窓口の職員の方はもうしばらく障害対応が続きそうです。

ここまでの話をまとめると、どうやらパフォーマンステストが不十分であったことが原因のように思えます。

可能であれば段階的にサービス利用店舗を増やしていきたいところですけれど、ゆうちょ銀行のように全国一律、
同じサービスを提供することが要求される場合、どうしても一斉にシステムを切り替えるしかないのでしょうね。

そのような環境の中、窓口業務がなんとか止まらないレベルでサービスを提供できていることは、
システム運用側としては十分頑張っているのではないかと個人的に思います。

とはいえ、ゆうちょ銀行クラスの企業システムであれば、
十分なシステムリソースを確保した上でサービスリリースに望むべきであったのではないかとも考えます。

ますますユーティリティ・コンピューティングの実現が望まれます。

ちなみに、ゆうちょ銀行民営化を直前に控えた時期に、郵政公社システム担当理事のコメントが掲載されていました。10/1前と後では、
この記事コメントの内容に関する捉え方も微妙に異なってきちゃいますね。
 → "http://it-ura.seesaa.net/article/59701119.html">http://it-ura.seesaa.net/article/59701119.html

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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