Web2.0といえば、今や聞いたことがない人はいないほどメジャーなキーワードになりました。特に、
一般向けに知られるようになった一番の要因は、NTTドコモが『DoCoMo2.0』と称するキャンペーンを展開したことでしょう。
簡単に説明すると、Web2.0とは「インターネットが社会的なネットワークとして動作する現象」を表したものです。
サービスやコンテンツが複合的に活用されているものと言ってもいいでしょう。
例えば、ドワンゴが運営するニコニコ動画(
"http://tinyurl.com/yoqr39">http://tinyurl.com/yoqr39)
は動画を介したコミュニケーションを確立したという点でWeb2.0と捉えることができますし、言うまでも無く、Google
Mapなどは、地図情報と店舗情報という別々のコンテンツを動的に組み合わせてサービスを提供しており、
まさにWeb2.0的なサービスです。
こうなると、気になってくるのが、「Web2.0の次に来るのは一体なんだろう」という疑問ですよね。
実は、この問いに対する答えとなる資料を入手しました。それは楽天技術研究所が唱える「サードリアリティ」というものです。
これは同研究所が外部講演で使っている資料なのですが、特別に許可をもらって皆さんに電子資料を公開することができました。
→ "http://it-ura.seesaa.net/article/48084531.html">http://it-ura.seesaa.net/article/48084531.html
サードリアリティという概念で面白いところは、現在議論されているNext Web2.0について、
オライリー等がWeb3.0の構想を披露したり、ユビキタスやアンビエント、センサーネットなど、その全てを「正しい方向」
を指摘しているとした上で、それらを包括すると、「リアリティ」が重要になると述べている点です。
そして、これはプロデューサーもアプリケーションエンジニアもインフラエンジニアも皆が取り組まねばならない問題とも述べています。
かつて、ネットとは、現実社会とは隔絶された新しい社会だと見做されていました。
これまで散々ネット対リアルという構図を見てきた皆さんにはご理解頂けると思います。
しかし、だんだんと両者がリンクしはじめ、ネットとはあくまでも現実社会の延長線上として考える人々が増えてきました。
例えば、10年前に宅配ピザを注文するなら、誰もが電話でピザ屋に注文したでしょう。※直接取りに行く人も何人かいたかもしれませんけど。
では、2007年現在はどうでしょうか。多くのピザ屋ではインターネット上で注文を受け付けできるようなサービスが備わっており、
ネット経由で注文すると、特別なおまけまで付いてくることも多いです。
実際、私がいつも注文するピザ屋は、ネットで注文した方が値引率が良く、フライドチキンもおまけで付けてくれるので、
このお店ではネット注文しかしたことがありません。
この例は、ネットを意識的に使っているケースですが、無意識のうちにリアルとネットを融合させてサービスを使っている場合もあります。
一番顕著なのは、最近米国で発売されたiPhoneでしょう。
さらに面白いのは、巨大知というあらゆるものがデータ化された多段階組織について、
断片化と再構成という切り口でネットの動きを捉えている点です。
特に興味深いのは、断片化されたネット上の情報をうまく組み合わせると、隠されていた全体像が浮かび上がってくるという話です。
ブログやSNSの日記で、匿名性を保とうとしつつ、個人の出来事を何気なく書いている人は多いですが、
そういった小さな欠片をネット上から集めていくと、本人の個人情報が復元され、匿名性が消えてしまうというリスクはありますよね。
2ちゃんねる等で特定の人物に攻撃が集中した際、このようなアプローチで個人情報が晒されてしまうこともしばしば見る光景です。
次に来るネットの波に今から乗っておくには、「サードリアリティ」というキーワードは覚えておいて損はないですよ。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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