Sun microsystemsがx86サーバ向けCPUにIntel
Xeonプロセッサを搭載しはじめたというニュースが業界を流れています。
x86サーバというのは、一般にPCサーバとも呼ばれているカテゴリであり、一昔前はWindowsオンリー、
現在はLinuxも主要OSに加わり、シェの一角を占めているという状況す。
一方でAIXやSolaris、HP-UXというOSが動くサーバはUNIXサーバと呼ばれています。そして、
SunはこれまでSolarisを中心にUnixの世界で勝負してきました。それゆえ、Sunのことをあまりご存知ではない人から見ると、
「へえ、x86もやっていたんだ」という感じかもしれません。しかし、実はSunはx86の世界で頑張る優秀なエンジニアを抱えています。
以前からSunはx86サーバで動作するSolarisの開発を進めていたのですが、2002年始め、
突然Sunは継続開発の中断を宣言します。(1/24追記:Sunの初めてのx86版Solarisは1994年発売で、以後継続して開発・
リリースをしていました。)
なぜ中断したのか。それはこのままx86の世界に留まっていると、
当時ものすごい勢いでシェアを広げていたLinux陣営に食われてしまうのではないか、
という懸念がマネジメント層を支配していたからだと言います。
しかし、そんな状況にありながら、有志によってx86版Solarisの開発は進められ、同年夏、Sun
LX50というSun初のx86サーバではLinuxとSolarisのいずれかを選択できる形で製品リリースを行いました。
このあたりの熱い攻防は、全てのSolarisのリリースに携わってきたティム・マーズランドがSunのサイトで饒舌に語っています。
当初Linuxしか動かない予定だったSun LX50がいつのまにかSolarisも動くようになっていた下りはとても面白いので、
是非読んでみてください。
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"http://it-ura.seesaa.net/article/32000707.html">http://it-ura.seesaa.net/article/32000707.html
話を戻しますが、x86サーバとして最初に登場したSun LX50にはIntelのペンティアム3を搭載していましたが、その後、
2004年2月にはAMDのプロセッサ(Opteron)を搭載したSun Fire V20zを発売しています。
実はSunがAMDプロセッサに興味を示していたのは2000年からであり、最初から本命はIntelよりもAMDでした。
AMD路線に完全に切り替えたのは、2003年春にOpteronがベンチマークテストで高性能を示し、
Solaris8を無修正で搭載できることを確認してからです。
また、当時はOpteronの方がIntelのプロセッサよりも消費電力が少ないというメリットもありました。
サーバに詳しい方はご存知と思いますが、ハードウェアの世界では、CPUの処理能力と同等以上に消費電力量(熱量)
を重要視する傾向が高まっています。
※将来的には、CPUの処理能力に対して支払う金額より、サーバの電気代の方が高くなるかもしれません。
それが、近年のIntelプロセッサの性能向上に伴い、消費電力も低下し、現在ではAMDのそれと比肩するレベルに達しています。
性能や消費電力面ではIntel、AMDともに互角ということになれば、
x86版Solarisを陰に日向に支援し続けてくれたIntelになびくのは当然なのかもしれません。
ちなみに、UNIXの領域では、Solarisは最も優秀なOSとして圧倒的なシェアを誇っています。例えば、
国内のRISCサーバのシェアをIDC Japanが2006年11月に発表しましたが、それによると、全体の50.7%
がSolarisという結果が出ています。
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"http://it-ura.seesaa.net/article/32001593.html">http://it-ura.seesaa.net/article/32001593.html
官公庁のWWWサーバにおけるSolarisの占める割合という変わったデータが政府系サイトで発表されていますが、そちらでは、
60%以上のサーバがSolarisでした。
Solarisがx86の世界に本格的に進出してきたら、現在のWindowsの牙城を崩す可能性もあり、
今後はLinuxも含めた三つ巴のOS競争が本格化しそうな予感がします。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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ご指摘ありがとうございます。急いで書いたので言葉足らずの箇所がいくつかありましたね。併せて直しました。
なお、名前は出版関係の都合で変えることになりました。今後ともよろしくお願いします。