Vacademy
日本人が読むとバカデミーですが、決してバカが集まる学校ではありません。これは英国のコンサルティング会社バーチャライズITが立ち上げた、中立の立場かつ無料で仮想化に関する助言を行う専門施設の名前です。
http://www.virtualizeit.co.uk/vacademy.htm
主要ベンダーの仮想化技術に加え、Xenなどのソフトリシティ技術にも対応しており、あらゆる仮想化ソリューションに対応できるとのこと。
Vacademyの運営資金は、大手ベンダーからの協賛金とバーチャライズITの初期投資18万ポンド(31万3,000ドル)とするようです。
これまで、仮想化技術に関する取り組みは各社バラバラでした。
例えば、IBMはLPARという技術により、サーバ内を論理的に区分することで複数の仮想サーバを構築することができますが、一方で、HPはVPARという技術で同様のことを行うことができ、さらにもう少しハードよりの仮想化技術でPPARやNPARというものもあります。
使う側からすればLでもVでも、やりたいことができれば何でもいいのですが、これらに加えて、ソフトウェアで仮想化を実現するVMwareやXen(ゼン)もあり、何が一番自分たちに適したソリューションなのかを評価することは非常に難しいのが現状です。
各社とも、自分の製品を売り込みたいですから、他社に劣っている部分は控えめに、優れている部分は誇張してセールストークを繰り広げます。
仮想化技術を持つ全てのベンダーから提案をしてもらえれば、まだ比較選定をすることができますが、大抵は1社、多くとも2?3社くらいから話を聞くのが精一杯でしょう。
おっと、考えなければいけないのは、これだけではありません。当たり前のことですが、仮想化環境に対応した運用アプリケーションも必要になります。
複数のサーバやストレージを単一と見做すのですから、これまでのようなサーバ単位で監視を行う機能だけでは、仮想化環境をサポートすることはできません。
例えば、Oracel 10g RACにおいて、ストレージ管理にASM(Automatic Storage Management)を用いた場合には、ファイルシステム上にはデータファイルが連番で並んでいるだけで、何がどこに入っているのかを確認することができません。
中身を確認するには、SELECT文をDB上で直接発行するか、Enterprise Manager(Oracle標準の運用アプリケーション)を使って管理するしかないのです。
このように、仮想化技術×運用アプリの数だけソリューションが存在するのですから、自社に最も適した方法を探すのは至難の業。試すにしても、テスト環境を構築するだけでも並々ならぬ労力を必要とします。そのせいで、仮想化技術自体に及び腰になっているクライアント担当者も結構いるでしょう。
そういったクライアントに仮想化ソリューションを導入するきっかけを提供するのが、今回のvacademyの役目なのです。
仮想化ソリューションを専門的に扱う第3者機関が出した答えに異を唱える人間なんて、ほとんどいないでしょう。
これ以上に正しく客観的なデータを示せと言われたって、そんなことはなかなかできないです。できるなら、そもそも仮想化技術の導入で躊躇なんてしていません。
ベンダーにとっては難しいところですね。vacademyで得られる助言が、必ずしも自社製品に有利に働くとは限りません。
ですが、そのデメリットよりも、仮想化技術を導入する顧客が増えることによるメリットの方が大きいと判断したのでしょう。
一番得をしているのは、きっとバーチャライズIT社ですね。
vacademyを利用するユーザ企業には、導入コンサルティングへと繋げる営業ができますし、案件を獲得できなかったとしても、vacademyで蓄積したデータはサンプルとして同社の分析に利用されるでしょう。
さて、日本に同様の施設が開かれるのはいつになるのでしょうね。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
iPhonista Nightの事後報告
コンテンツ市場14兆円の中身と行方
(エンジニアにとっての)モテ論(2)/Mozillaの陰謀(説)
除名せよ!福田康夫
1年も持ちこたえたのは本当に「ご立派」としかいいようのない福田総理
イーモバに冷たい各社
まず10年間は泥のように働け3
「VirtualBox 2.0」、Mac OS X版におけるインターフェイスの改善 etc...
「あなたとは違うんです」首相の存在感
我が家のD4もようやく機能強化に旅立ちますみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが