過去の事象を分析し、近未来を予測する。弊社現社長 小山のマーケティング
の定義です。私もこの発想に従って、独自にIT業界のライフサイクル分析を
行ってみました。この業界は基本的に17年周期で回転しており、今は2000年
から始まっているサービスの時代です。これは恐らく、2017年でピークを迎え
その後、より利用し易いサービス提供会社に絞り込まれていくと思います。
ASPやSaaS等は典型的なサービスモデルであり、このモデルを効率よく
回転させる為にはある程度の資本が必要となります。
更に、2017年の2年前、恐らく2015年前後に次の波を形成する新たなビジネス
モデルが産声を上げているはずです。
経済産業省が毎年出している統計情報を、私独自で分析した所、全国平均で
開発よりも運用・サービスへの投資比率が向上しています。地域別で見ると
北海道や沖縄は開発比率が高まっています。これはニアショアに代表される
都市部の仕事の下請け施策を進めている事が一つの要因です。都市部では
今後運用サービスが成長し、そして利益の源泉もそこに移行されると
思います。
残念ながらソフトウェアの時代は益々厳しくなります。量を取るか、質を
取るか、この判断に迫られる時期がそこまで来ています。
量とは薄利多売のモデルです。ニアショアやオフショアと呼ばれる流れは、
まさにこの量を取るビジネスです。その為には薄利でも経営を賄えるだけの
受注量が必要ですし、業務効率を向上させて、原価を抑えたビジネス展開を
考える必要があります。
今、IT業界は岐路に立たされています。ソフトウェアの領域で生き残るか
次の時代であるサービスのモデルに移行するか。また、質を追求するか
量で勝負するか。しかし、どんな時にも忘れてはいけないのが事業目的と
安易な値引きに突入しない、ビジネス設計です。
見せた価格は安くても、十分に利益を生み出す仕組みを持っている事が
本当の意味での経営力だと思います。
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