お付き合いしているベンチャ企業の経営者とお話をしていると、若手社員の早期離職に悩んでおられます。若手社員の早期離職は歴史のある中小企業、大企業でも同様に発生しています。
下の表に示すように、昔も大学卒若手社員の早期離職率は決して低くはありません。最近、入社3年目までの離職率が50%を超えて、注目されているのです。3年間で新入社員の半分以上が退職しています。高卒若手社員の離職率も同様な傾向を示しています。勿体無いですね。
卒業年 1年目の離職率 3年目の離職率
1987年3月 11.1% 17.4%
1992年3月 9.5% 14.2%
2000年3月 15.7% 20.8%
2003年3月 15.3% 35.7%
・資料:厚生労働省「新規学校卒業就職者の就職離職状況調査」
・1年目の離職率=卒業後1年間の離職者数/ある年度卒業者の就職者数
・3年目の離職率=卒業後2年目?3年目の間の離職者数/ある年度卒業者の就職者数
この若年層の離職率の高い原因を内閣府が平成18年版国民生活白書<第1章 若年層の適職探し>で分析しています。
正社員として就職できる新卒者数がここ10?15年程で大きく低下して、正社員を希望してもパートやアルバイトとして就職せざるを得ない者が増えた結果、入社時から不満を抱えて転職を希望する若年者が増えていると同白書は分析しています。
これと、新卒者を受け入れる職場の姿勢の変化も有るようです。私が新卒者として入社した40年ぐらい前は、新入社員を即戦力として見るだけでなく、最初の数年間は失敗を経験させて、一人前の戦力に育てる意欲が職場にみなぎっていました。職場の管理者は当然として、先輩もOJT指導者の気概を持っていたと思います。
今はどうでしょうか。成果主義に毒された管理者は新入社員に即戦力としての成果を求めるだけで職場教育をおろそかにしていませんか。新入社員の失敗が自分の成果を下げるのを恐れて、難しい仕事を新入社員に任せることができずに自分で処理するか、仕事を任せても、仕事振りをフォロー助言しないで、悪い結果がでると新入社員の責任と言い逃れていませんか。その結果、新入社員がやる気をなくして退職してしまう事例も多いと思います。皆さんの職場ではどうでしょうか。
若手社員の早期離職原因を職場不適合や忍耐不足と断定する前に、職場でOJTが十分実施されているかを見直す必要もあると思います。
話が飛躍しますが、マグロの刺身の値段が高くなったと思いますか。私の別のブログ「あれこれ興味の向くまま」で、マグロの刺身の値段が高くなるかを分析してみました。興味の有る方は読んでください。毎回、たくさんの方に読んでいただいています。有難う御座います。
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