本人の確認は重要だと思います。
私の下記の体験、もう、長期間経過したと思うので、ここに書いてみます。読んでくださった方がどのような感想をお持ちになるのか、関心があります。
ある銀行の、自分の普通預金口座に、ある日、見知らぬ方から、振り込みによる入金がありました。たまたま、通帳記帳に行って気づきましたが、入金から数週間経過していました。
状況を理解するのに、少し、時間がかかりました。理解したのち、不安になりました。このまま、放置したら、私は、詐欺犯になるのではないか?まだ、「おれおれ」とか「振り込め」とか、社会の中に認知されていなかった頃のことです。
まだ、この時点では、楽観的でした。銀行に行けば、すぐに対処していただけると思っていました。しかし、これは、甘かった。
自宅から一番近い、当該銀行の窓口に行きました。しかし、そこで言われたのは、「そのお取引は、振り込まれた方とお客様との間の問題です」という趣旨のこと。困りました。見知らぬ方からの振り込みなので、相手の方に連絡をとる手段がありません。
銀行の方が、しばらく、なぜ、上記のごとき対応をされたのか、やがて、理由が分かったような気がしました。窓口の方の頭の中では、「見知らぬ人 A が見知らぬ人 B に誤って現金を振り込む」という場面設定が理解できていなかったように思いました。
私がしばらく食い下がっていると、対応が変わりました。「この支店は、お客様の通帳を作った支店ではありません。通帳を作った支店で相談してください。」
素直に、支店を移動しました。
移動先の支店で、前の支店と同じ押し問答を繰り返しました。この銀行にとって、「そのお取引は、振り込まれた方とお客様との間の問題です」という趣旨の対応は、マニュアル化されたものだったのかもしれません。
押し問答をしているうちに、新たな対応が生まれました。すなわち、銀行から運転免許証の提示を要求され、コピーを取られました。そのうえで、「お客様が入金分を返却されるのであれば、その分の手数料が発生します」という説明を受けました。
自分では気づいていませんでしたが、この時点で、私の態度はキレていたのかもしれません。やがて、奥のほうから、偉そうな方に私には見える方が出ていらっしゃり、私の対応にあたってくださいました。
この方は、私の話を初めから順に聞いてくださる態度があり、最終的に、私が、見知らぬ方から振り込みを受けて困っていること、すでに、これまでの対応で被害感情を持ってしまったことを、理解されたようでした。入金先の方を調べてくださることを約束くださったので、一旦、私も、立ち去りました。
数時間後、銀行から電話がかかってきました。相手の方が分かったということでした。名前の漢字表記を教えていただきました。音声読みは、通帳に記帳されたので分かっていたと記憶しています。銀行からその方に事情を説明し、振り込みの取り消し手続きを行ってもらうという説明を受けました。その後、私が、振り込みの取り消しを承諾する書類の作成をする必要があるので、また、支店に来てくださいと言われました。再訪する日時を約束して、電話を切りました。
中略しますと、まだ、おれおれもワン切りもない、のどかな昔でしたので、銀行の対応を待てない私は、電話帳で相手の電話番号を調べ、直接電話してみました。
ここで、また、苦労しました。相手の方が、「振り込みました振り込みました」と連呼されること、おそらく、約 1 分以上。かなり長い時間に感じました。相手の方は、ご自身が振込先を間違えて、無関係な私宛に送金したのだと、なかなかご理解くださいませんでした。
結局、私が、振り込み取り消しの手続きのあらましを、その方にお教え差し上げることになりました。
さて、銀行と約束した、銀行再訪の時間。定刻の時点で、まだ、先方の取り消し手続きが完了しておらず、しばらく待たされました。結局、この日のうちに、私の、「振り込み取り消し承諾書類」も作成完了しました。複数回銀行に私が赴いた、時間と交通費の補てんは、銀行からはありませんでした。
これが騒動の一部始終なのですが、いつまでも忘れられなかったのが、私に落ち度がないのに運転免許のコピーを取られたことでした。今では冷静に振り返ることができますが、今度は、「あの運転免許コピーは、一連の流れの中で何か有効な意味を持っていたのだろうか」ということが気になります。
もっと他のことのほうが、一連の流れの中では重要だったのではないか、今では、そんな気がしています。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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