私は、年に数えるほどしか、外食をしない。外食料理がおいしい事は、知っている。ただ、外食店で食事するのが面倒なだけである。外出先でも、コンビニで菓子パンと缶コーヒーだけの食事にしたりする。
一方、自宅での調理は、ほぼ、毎日している。
生鮮食品で、味がおかしかった事があった。生野菜を購入、真水で茹で、お湯を絞って、器に盛りつけ、おひたしにした。味付けは一切しないのが、私の方法である。この2年で、2回ほど、真水でゆでたおひたしが塩辛かった。2回とも、食べない事にして、捨てた。
一度目は、私が、味噌汁を作った鍋を洗わないでおひたしを作ったのかもしれないと疑った。
しかし、2回目、これは、明らかに、おかしいと思った。同じ小売店で購入した、同じ種類の野菜である。
小売店に、出向き、対面で問い合わせた。ご担当の方のお話は、「ありえない」というものだった。それ以来、私は、この小売店では、生野菜を買っていない。
乳製品を買って、食べた後しばらくしてからのタイミングで、嘔吐した事があった。私は、細菌性の軽い食中毒を疑った。
このときは、メーカーに連絡した。メーカーは、すぐに、自宅まで来て下さった。残った乳製品のすべてを改修回収して行かれた。後日、回収品の検査結果が私の手許に届いた。「異常はなかった」というものであった。それ以来、私は、このメーカーの、この製品を買っていない(他の製品は買っている)。
流通の対応よりも、自身の体の反応の方を、私は、信じる。私たちの感覚を含む各種機能は、体内の情報処理機能に、多くを依存している、信頼に足る仕組みである。
大きな事件が起こった事もあり、今後、食品流通各社の一部は、消費者への対応の再検討を迫られるだろう。私の考えを、少しばかり、以下に書いておく。
現在、高度な専門教育を受けた人物が、大勢、消費者として存在する。当然、食品関係の有資格者も、一般消費者として、食品業界以外で、大勢、存在する。経験はともかく、彼らの知識は、一部業界関係者より詳しい事がある。
上記1の事例では、ご担当の方は、とりあえず、残りの野菜を回収し、検査に出す覚悟が必要だったと思う。詳しい消費者の一部は、今日以降は、小売店に相手にしてもらえなかった場合、自費で、民間検査機関に検査に出すであろう。
民間の機関には、優秀な人材と充実した先端機器がある事を、多くの消費者は知っている。少なくとも、生の残りがあれば、付着物によって塩辛かったのか、野菜が吸収した物質が塩辛かったのか、原因物質は何だったのか、おそらく、短期間で、結果が出る。
消費者が自力で結果を出してからの対応では、流通機関の被るダメージは大きいと思われる。
上記2の事例では、有資格者ではない私でも、原因細菌名の推測を行った上で、全ての残り物をメーカーに託した。メーカーの検査結果が、私の推測した原因菌の検査をしていなかったのが、私にとって、痛かった。私が有資格者であれば、もっと自信を持って、原因菌の推測を行う事ができたであろうと思われる。
今日以降、類似の事例が発生したとき、私は、全ての残り物をメーカーに引き渡して白紙委任する事はないであろう。自分の推測に基づき、民間機関に、特定の細菌の検査をいつでも依頼できる状況にしておくと思う。
このような経過をたどってしまった場合、私の判断が正しいという結果になってしまったときのメーカーの被るダメージは、私には予測がつかない。
3を逆に読めば分かる事であるが、不都合に気づいたとき、残り物の一部を、手許に、腐らない状態で、保管するべきである。流通業界と対立関係になったときのことを考え、自力で、民間機関に検査を依頼するための食品の食べ残しを、手許に残しておくべきである。
くれぐれも、メーカーの言いなりに、食べ残しのすべてを業界に引き渡さない事をお勧めする。引き渡すのは、一部で良いと思う。
最後の砦になるかもしれない高度な検査機器は、業界のみにあるのではない。私たちの側に立ってくれる事が可能な公的機関や民間機関に、人材も機器も存在する。
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