どうして題名のようなことを考えてしまったかというと、ですね。
特定の病気等で、数年後の生存率をを表すのに、例えば「5年生存率」というような言い方が、少なくとも昔はありましたね。
パブリックコメント提出意見についても、これと似た側面があるような気がしたのです。
特定の病気の、特定の病院にかかった患者の方の、5年生存率について、例として、考えてみます。
患者の方を、1さん、2さん、3さん、4さん、5さん、と、仮に、数字で呼びます。
この病院での5年生存率が、80%だったとします。
患者の方として、上記5人を想定しましたので、生存率80%ということは、お一人が亡くなったけれども、あとの4人はご存命であるということになります。
ここで、仮に、なくなった方を、3さんであるとします。当然、1さん、2さん、4さん、5さんは、ご存命であることになります。
ここで、気になったのは、「生存率80%」というのは、病院の側、あるいは、これから、かかる病院を選ぶ立場の、新規患者の方からの視点であるということです。「80%」の算定根拠となった側の患者の方の立場からは、「生存率80%」というのは、考えにくいと思うのです。
書き方が分かりにくくてすみません。もう少し、露骨な書き方を致します。
残念ながら亡くなった患者の方、「3さん」にとっては、ご自身の生存率は、「生存率0%、死亡率100%」なのですね。また、ご存命の1さん、2さん、4さん、5さんの立場から見た場合、ご自身の生存率は、「生存率100%、死亡率0%」になるのだと思います。
つまり、病院側から見た生存率は、0%から100%までの、任意の値をとることができますが、お一人お一人の患者の方にとっての生存率は、「(私は現在)生存100%、死亡0%」、「(私は現在)生存0%、死亡100%」の、2値しか存在しないような気がしたのです。
この考えから方は、大事故等で意識不明になった重症患者の方、長い間意識がもうろうとしていらっしゃる重篤な患者の方についても、適用できます。いずれも、「生存100%、死亡0%」です。意識の水準が低いからといって、その意識レベルに応じて、「この方は、現在、80%亡くなっている。20%しか生きていらっしゃらない」と判断されるようなことは、あり得ないと思いました。
国の手により、「終末期医療」の議論が進みました。意見募集も行われました。これらの議論は、現場ではどのように適用されるのでしょうね。
日本の医療従事者の方々は、皆、優秀でいらっしゃると思います。
「この患者の方はもう終末期で、お亡くなりになるのが近いかもしれない」とご判断された場合でも、その認識になった後の対処について、「生存100%、死亡0%」の患者の方に対する対処をして下さるものと思っております。
しかし、多忙になったり、採算割れしたりしたとき、物理的に、対処不能な事態が起こる可能性を、心配してしまいました。
さて、例について、個人的な意見まで書いてしまいました。
パブリックコメントの話に戻ります。
たとえ、10000件の意見が提出されたとしても、提出された意見1件1件にとっては、当該意見の取り扱いが全てだと思うのです。
例えば、法令の賛否について意見提出したとします。
取扱いについては、その、賛成あるいは反対の意見について、行政が、受け入れたか、却下したか、の、2つしかないと思います。
保留、というのもありますが、これは、当面の措置として、「受け入れない」に分類されると思います。その後の議論で保留が解除になったとき、再び、受け入れたか受け入れないかの分類可能な状態になります。
複雑な構成の意見を提出した場合、行政が、意見を部分的に採用する場合もあるでしょう。この場合についても、意見が複雑ということは、意見の構成要素が複数あるということになると思います。この、個別の構成要素について分解して考えることにしてしまえば、「行政が受け入れた100%、受け入れない0%」か、「行政が受け入れた0%、受け入れない100%」の、2値として取り扱える事例が、皆無ではないと思いました。
(一部訂正しております。最終の訂正は投稿日の21時4分です)
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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