最終更新時刻:2009年7月10日(金) 21時57分
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国家公務員倫理規程が公務員政治任用の足かせになることを懸念する

公開日時:
2007/10/20 01:36
著者:
sumimotoshohei

一つ前の投稿の誤りを直しながら、考えました。

国家公務員倫理規程は、電子政府の総合窓口の法令情報から入手できるくらいなのですから、きっと、役人同士の内輪で決めた内部規定等ではなく、れっきとした法律なのだと思いました。

まず、倫理のような問題が法律になっていることに、違和感を感じました。倫理の問題であるならば、自分たちで、それこそ内部規程のようなものを自主的に制定してこそ、職員の間でも、積極的に遵守しようという気持ちが生まれると思います。これは、民間でも同じと想像致します。

倫理が、外部から、法令という形で与えられるという形態をとっていることによる、困難を、もう1つ、想像しました。それは、法令自体の認知です。

初めて公務員として採用されたときに、初任者研修等で注意を受けた法令については、皆、規範意識を持って遵守すると思います。しかし、国家公務員倫理規程は、比較的新しい法令です。公務員として就職したときには、この法令がなかった公務員の方が、未だ、圧倒的多数を占めていると思います。
この法令の周知にあたり、初任者研修のときの様に、勤務時間をたくさん使って、職員教育をする、等という不毛なことは、どこの役所もやっていないと思います。ということは、この法令は、施行の前後に、回覧等で職員の間を回ったこと等をもって周知に代えられたと想像致します。
職務、職権等には関係ないと思われる事柄の一部が禁止事項として具体的に記されているこの法令の認知度は、職務熱心な職員の間でも、決して高い方とはいえないと想像致します。違っていたら済みません。しかし、その場合、仕事に時間を取られている公務員の方が、よく、あそこまで難しい法令を勤務時間外に読み込んだなという、別の意味での感心(関心ではありません)が生じます。

上記仮定を正しいと仮定したとき、有識者の中途採用による任用者は、叩き上げ組よりも、法令の周知度について、不利な立場に立っていることを想像しました。
叩き上げでさえ、自分の保身にとってかなり重要である法令についての認知度に疑問が残る現状と思います。
民間で、公務員の掟とは無縁の世界で活躍されてきた方々にとって、公務員特有の掟が法令となって立ちはだかる、というと大げさですが、そのような方々にとっては、国家公務員倫理規程を認知する動機が、まず、どのくらいの方々にあるのか。入職時に知らされなければ、知ることもない方もいらっしゃるのではないか。
知ることのなかった法令について、調べたり、同僚に聞いたりする可能性は低いと想像しています。

私は、有識者の特別な形での任用者の中に、国家公務員倫理規程を認識していらっしゃらない方々が、一定数、将来的に、いらっしゃることになる可能性を懸念しています。他の法令についても、同じようなことが起こりうると考えています。

今、政治も、司法も、行政も、民間も、はっきり申し上げて、法令遵守という観点からは、連日の様に報道がなされています。
現行の法令に違反していることを追求するのは大切と思います。しかし、個人的には、それらの法令が、違反を誘発しやすい法体系になっていないのかどうか、ここで、政治、司法、行政、民間、一斉に、再検討してみる価値は、十分にあると思っています。

違反しない様に、分かりやすい、認知しやすい法令。私は、それを、望みます。
きっと、現行の各種法令は、複雑すぎて、規制対象者が理解困難なものも多いのだろうと思います。

(3文字訂正しました。2文字追加しました)

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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