一年前の8月、「石油の次に来るもの」、「石油の前にあったもの」、等と称して、自己満足に浸っていたころ、今年の今頃の、2007年10月に、木質バイオエタノール混合ガソリンが国内販売される事態は、予想していませんでした。世の中の変化の速度は、速いものだと思います。
今年の今頃は、高騰した石油の代替として、石炭が、ある程度復活すると考えていました。しかし、引き続き、石油の時代であると思っていました。そして、石油と石炭が経済的に不採算になったときまで、バイオエタノールを含む、生物系炭素化合物の時代は来ないだろうと、漠然と考えていました。
現在は、燃料ばかりではなく、化成品の原料としての、生物系炭素化合物の利用技術が、採算を念頭に置いて産業ベースで開発されようとしている時代の様に見受けられます。一年前の私の妄想と、ずいぶん違っています。
(追記:例によって「後から検索」で失礼します。素材産業が"脱石油"に乗り出す(日経ビジネスオンライン)ニュース検索は Google を使用、検索語は「バイオエタノール」)
この際、10年前の妄想を思い出しながら書いてみるのも一興と思いました。文章としては短いですが、以下です。
10年前、私にとって、生物系炭素化合物は、石油の遺産を将来の世代が利用可能にするための、世の中にとっては「おまけ」の様な存在にすぎませんでした。生物、特に、植物を収穫して再利用可能な耕地面積は限られているので、石油や石炭の代替が可能であるとは、到底、考えられませんでした。でも、現在社会を支えている有機化学関連技術が使用する原材料の有力な供給源として、植物が利用されると思っていました。
結局、石油、石炭、生物に由来する炭素化合物の業界は、価格が高騰して、消費者に受け入れられなくなる、というのが、私の考えでした。そして、炭素化合物の代わりに、ケイ素化合物の利用割合が高まると思っていました。
ケイ素、などと書くと、化学物質の様ですが、平たくいえば、石です。ガラスです。陶器や磁器です。
早い話、石油や石炭や植物の代わりに、石や、砂や、土から作ったものが、世の中に、今よりも広く流通する時代が戻ってくると思っていました。
ここから、話が、とてもおかしくなってしまいますので二文で済ませます。
生物由来の炭素化合物を社会が少しかじった関係上、生物由来のケイ素が利用可能と考えていました。有力な候補は、稲藁でした。
以下、省略します。
稲藁のケイ素を利用する、という考えがおかしいことは、稲作農家の方ならば、すぐに分かるはずです。稲藁に含まれるケイ素は、田んぼから、イネが吸収したものです。もともと、田んぼの中にあったものなのです。農家は、稲を作るために、ケイ素配合肥料を、田んぼに投入します。イネのケイ素は、何もないところから湧いて出たわけではないのです。この点、空気中の二酸化炭素を原料とする、でんぷんやセルロースとは、全く意味合いが違うということです。
10年前、友人や知人に、大風呂敷を広げ、こんな話をしていました。当時から見ると、私の大風呂敷とはずいぶん違った世界が、現在、展開しています。ほら吹きの私。いやぁ、大風呂敷の代償は、おおきいなあ。
わざわざ、ここで書かなければ、当時の私のほら話など、皆さん、お忘れであるとは思うのですけれど。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。シーネットネットワークスジャパン および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
iPhonista Nightの事後報告
コンテンツ市場14兆円の中身と行方
(エンジニアにとっての)モテ論(2)/Mozillaの陰謀(説)
除名せよ!福田康夫
1年も持ちこたえたのは本当に「ご立派」としかいいようのない福田総理
イーモバに冷たい各社
まず10年間は泥のように働け3
「VirtualBox 2.0」、Mac OS X版におけるインターフェイスの改善 etc...
「あなたとは違うんです」首相の存在感
我が家のD4もようやく機能強化に旅立ちますみんなのお題では、ブロガー同士で質問を出し合いそれに対する回答や意見を集めています。今日はどんな話題が盛り上がっているでしょう?
サーバ仮想化・グリーン化の利点を最大化!CNET Japan ブログネットワークは、元はCNET Japanの一読者であった読者ブロガーと、編集部の依頼により執筆されているアルファブロガーたちが、ブログを通じてオンタイムに批評や意見を発信する場である「オピニオンプレイス」、また、オピニオンを交換するブロガーたちが集うソサエティです。
広い視野と鋭い目を持ったブロガーたちが、今日のIT業界や製品に対するビジョンや見解について日々熱く語っています。
CNET Japanやその他サイトが提供するITニュースやコンテンツへの意見や分析、 ビジネスやテクノロジーに対するビジョンや見解について語っていただける方を 募集しています。ご応募はこちらから
ブログの投稿はこちらから(※ブロガー専用)
今年最も活躍したブロガーを表彰します。詳細はこちらから
これは、CNET Japan 編集部の依頼に基づいて執筆されているCNET Japan アルファブロガーによるブログの印です。
CNET Japan ブログネットワーク内で拍手の代わりに使用する機能です。ブログを読んで、感激した・役に立ったなど、うれしいと思ったときにクリックしてください。多くGood!を獲得した記事は、より多くの人に読まれるように表示されます。
今週の新製品総チェック:ノート、デスクトップ、UMPCまでPC秋モデルが続々
今週の新製品総チェック:薄さ13.9mmのサイバーショット登場!NEC「LaVie」はデザインモデルが