最終更新時刻:2009年11月25日(水) 21時17分
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NHK「クローズアップ現代 “カリスマ”続々登場!ブログ新時代」を観て

公開日時:
2007/05/08 23:58
著者:
McDMaster

 きょう 5/8 は会社でジェット☆ダイスケ氏のエントリを見てしまったため、シゴトも早々に切り上げて家路に就いた。
 そう、ほかならぬ首記の番組を観るためだ。しかしながら、5分ばかり遅刻してしまった。

 番組には、情報考学 Passion For The Future の橋本大也氏、isologue の磯崎哲也氏、ガ島通信の藤代裕之氏、みたいもん!のいしたにまさき氏といった錚々たる“アルファブロガー”の面々が登場していた。
 さらには、フィリップス社が女性ブロガーを招いて行った脱毛機のプロモーション、おねだりボーイズ(ジェット氏、いしたに氏も関与:なぜかジェット氏は“アルファブロガー”としては紹介されていなかった)といった成功例、対する Wal-Mart の失敗例といった blog マーケティングのケースも紹介されていた。
 詳細は忘却防止。のエントリに紹介されているため、ぜひこちらも参照されたい。ちなみに、エントリにも記述されている、すなわち番組でも紹介された Word of Mouth Marketing Association (WOMMA) の Ethics Code には、「Honesty of Relationship(関係性に公正であること)」という定義がある。「関係性」については後に触れる。

 ここで、この番組に登場した“アルファブロガー”諸氏、およびその他二三の有名どころをポジションマップにプロットしてみることとしよう(サムネイル画像をクリックするとポップアップします)。
(注)画像の著作権は CNET Japan に帰属する。しかしながら、個人的にはぜひとも自由にイジっていただきたい。

“アルファブロガー”のポジションマップ
 おそらく blog マーケティングを行いたい企業広報担当者が最も欲しい“アルファブロガー”は、上記マップの右上に位置する者であるに相違ない。
 そういうニーズを見越した AMN というサービスが既にローンチしている。しかしながら、聞くところによればどうやら鳴かず飛ばずらしい。

 その理由は簡単だ。“アルファブロガー”をはじめとするブロガーたちは、一方的な押し付けでない「関係性」を求めているからにほかならない。
 関係性、つまり Relationship とは、過去のマーケティング用語では継続的な取引を続けられる売り手と買い手の関係を指すものだった。それによって得られる「お得意さん」は、優良顧客として企業からは重宝された。
 しかしながら、現在では blog は言うまでもなく SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などを介した気の置けない「関係性」がもてはやされているのではないか。むろんその「もてはやされている」というのは消費者(顧客)の視点から見た場合の話である。

 「関係性」についてさらに触れるならば、番組内で登場人物の肩書が一律に「アルファブロガー」とされていたのには一抹の違和感を覚えた。おそらくそれは、当の“アルファブロガー”本人たちも同じ気持ちなのではないだろうか。
 “アルファブロガー”とはいえ、彼ら(私が観た限りでは、番組には男性“アルファブロガー”しか登場していなかったので、あえて「彼ら」と記す)にはそれぞれのプロフェッショナルな立場がある。それを差し置いて「アルファブロガー」と一くくりにされるのは、いわば一つの特種階級を作るようなもので、それは新たな「関係性」の構築の障壁になりこそすれ、けして今後のためにはならない。

 “アルファブロガー”を見た人が「私はああはなれないな」「いや、コレなら俺でもできそうだ」と、どちらの感想を持ったとしても正しいと思う。
 ただ、今後も現れるであろう新たな“アルファブロガー”をマーケティングに取り込みたいという企業広報担当者がもしいるならば、“アルファブロガー”だけでなく私のような泡沫ブロガーの取り扱いにも注意が必要だろう。
 情報の伝播性は、ほんの少しばかりの過去よりもはるかに強まっている。そうした中で、押し付けでない「関係性」をいかに構築できるかが、新たに定義されるべき Relationship Marketing 2.0 のカギとなるのは間違いない。

※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。

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