Yo-Kai Express、阿蘇くまもと空港に自動調理自販機--IT産業関連企業の進出見据え

 シリコンバレー発のフードテックベンチャーであるYo-Kai Expressは、3月23日の阿蘇くまもと空港 新旅客ターミナルビルの開業日に合わせ、関東圏以外で初めてとなる自動調理自販機の運用を開始する。


 同社は、温かい食事を24時間コンタクトレスで提供する自販機型の自動調理ソリューション事業を展開。米国を中心に世界での設置台数は100カ所を超え、2022年春から日本での事業を開始している。

 国内では、最速90秒で提供可能な自動調理自販機を、上野駅や羽田空港、首都高のパーキングエリアなどのパブリックエリア、NTTデータのデータセンターなどの企業内に、10カ所設置している。


 熊本県では、台湾の半導体製造大手企業であるTSMCを中心に、多くの半導体やIT産業関連企業の進出が予定され、開業初日には熊本-台北間のチャーター便が就航する。

 同社では、アジアや県外との人の往来が急速に増加する阿蘇くまもと空港において、熊本そして日本の食文化を手軽に体験できるコンテンツのひとつとして、自動調理自販機の設置を決定した。

 さらに、熊本-台北間のチャーター便就航を記念し、「桂花 熊本とんこつラーメン」と「Taiwan 牛肉麺」の2種類の新メニューを同日より先行発売する。



 今回の新商品は、一風堂を運営する力の源ホールディングスおよび、渡辺製麺、桂花拉麺(桂花ラーメン)と共同開発したものになる。

 新メニューの「桂花 熊本とんこつラーメン」では、代名詞のひとつともいえる香ばしく風味豊かなマー油や歯ごたえある中太ストレート麺など、桂花ラーメンの味を最大限に再現。特徴的なトッピングである茎わかめも使用し、桂花ラーメンファンにも、初めて桂花ラーメンに出会う人にも楽しめる商品になっているという。

 もうひとつの「Taiwan 牛肉麺」は、台湾で最もポピュラーな食べ物のひとつである牛肉麺を再現。八角を利かせたオリジナルの醤油だれで、じっくり柔らかく煮込んだ牛肉をトッピングし、肉の旨味が溶け込んだスープとモチモチ食感の麺で、食べ応えのある一杯に仕上げている。

 同社によると、本場台湾の味に近づけるため、現地の人気店で食べ歩き、牛肉の煮込み方で変わる八角の風味、醤油、甘みのバランスを何度も整えながら、商品の改良を重ねているという。

 同社では、新しく生まれ変わった阿蘇くまもと空港において、その体験価値を今後も向上できるように、さらなる新メニューの開発に取り組んでいくとしている。

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