「ウマ娘」キタサンブラック好きな記者が見た初のドームライブ「4thイベントEX公演」

 CNET Japanの編集記者が気になる話題のトピックなどを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームなどのエンターテインメント関連も取材している佐藤が担当。今回は、11月5日と6日に埼玉県のベルーナドームにて行われた、「ウマ娘 プリティーダービー」(ウマ娘)をテーマにしたライブイベント「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」(4thイベントEX公演)の模様をお届けする。

クロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」初のドームライブが開催。多くの“トレーナー”が詰めかけた
クロスメディアコンテンツ「ウマ娘 プリティーダービー」初のドームライブが開催。多くの“トレーナー”が詰めかけた

 「ウマ娘」は、CygamesがゲームやTVアニメなどで展開しているクロスメディアコンテンツ。スペシャルウィークやトウカイテイオーをはじめとする、実際に活躍した競走馬をモチーフとして、その名前と魂を受け継いだ“ウマ娘”たちが活躍する姿を描いたもの。レースを繰り広げるだけではなく、レース後にはファンと喜びを分かち合うライブステージ「ウイニングライブ」を行うという世界観を持っている。

 ウマ娘たちの声を担当しているキャスト陣がステージに立ち、ウイニングライブをほうふつとさせるようなさまざまな楽曲を披露するライブイベントも、2017年から開催。2022年は「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」(4thイベント)と題して3月に東京公演5月に横浜公演を実施。そして、この4thイベントEX公演は追加公演として開催されたもの。「ウマ娘」として初めてのドームライブであるとともに、両日ともに約30名ものキャストが出走(出演)し、30曲以上を披露。公演時間も約4時間に及ぶなど、過去最大規模でのライブイベントとなった。

 会場には多くの“トレーナー”(※ゲームにおけるプレーヤー、ウマ娘のファンのこと)が来場。公演は、新型コロナウイルスへの感染防止と安全確保を目的として、感染防止対策を行ったうえで実施。そのため、公演中はマスク着用のうえ客席から発声をともなう声援は控える形となっており、キャストからの問いかけや曲中の盛り上げ、パフォーマンスに対しては拍手を送ったり、ウマブレード(コンサートライト)を振って応えていた。あわせて公演の模様はオンラインでの有料配信も実施。一部楽曲ではARを活用した映像演出も行ったほか、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」ではマルチアングルでの配信も提供していた。

配信では、ワンポイントとなるようなものから、画面全体に広がるようなものまで、一部の楽曲においてさまざまな映像演出が行われた
配信では、ワンポイントとなるようなものから、画面全体に広がるようなものまで、一部の楽曲においてさまざまな映像演出が行われた

 今回のステージはメインステージから十字状に花道がのび、センターステージやサブステージが設けられただけではなく、競馬場をイメージするような楕円形状のトラックがサブステージを繋ぐように設置。スタンド席からでも比較的距離感が近いと感じられるステージとなっており、いたるところでトレーナーに向けたパフォーマンスが展開された。

「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」DAY1出走者(※敬称略)

和氣あず未(スペシャルウィーク役)、Machico(トウカイテイオー役)、Lynn(マルゼンスキー役)、高柳知葉(オグリキャップ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、大坪由佳(タイキシャトル役)、衣川里佳(ナリタブライアン役)、大空直美(タマモクロス役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、長谷川育美(ミホノブルボン役)、土師亜文(メジロライアン役)、石見舞菜香(ライスシャワー役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、優木かな(スーパークリーク役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、立花日菜(サトノダイヤモンド役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)、野口瑠璃子(サクラチヨノオー役)、会沢紗弥(メジロアルダン役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)、大西綺華(メジロブライト役)、真野美月(サクラローレル役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)、今泉りおな(ヤマニンゼファー役)、礒部花凜(ダイイチルビー役)、井上ほの花(アストンマーチャン役)、佐藤日向(ケイエスミラクル役)、稲垣好(コパノリッキー役)

【実況】明坂聡美(実況役)
【ナビゲーター】井上喜久子(安心沢刺々美役)※シークレットゲスト

 DAY1開演前には、「ぱかチューブ」特別編としてスクリーンにゴールドシップが登場し、拍手やウマブレードを振ることを求めるなど、会場を温めていく。さらに開演冒頭では、安心沢刺々美役の井上喜久子さんが登場。シークレットゲストとして事前告知がなかったこともあり、場内ではざわつきと拍手が巻き起こっていた。特徴的な白衣やサングラスも含めて、安心沢刺々美をほうふつとさせる姿ということもあり、序盤から大きなインパクトを与えていた。最初は刺々美として喋っていたが、途中からはサングラスを外し、井上喜久子さん自身としてお約束の挨拶をしつつ、注意事項などを伝えていた。

 オープニングムービーが流れ、ブラスバンドによるファンファーレ演奏とダンサーによるパフォーマンスで期待感を高めたところでメインステージにキャスト陣が登場。新衣装である「Snowy Integrity」をまとって姿を見せ、ライブがスタートした。

 その1曲目はウマ娘の代名詞的な楽曲「うまぴょい伝説」で、序盤から盛り上げを図っていく。ウマ娘のライブではステージには実況席と解説席が設けられ、曲中で実況やウマ娘たちへのエールを送るシーンがあるのもの特徴となっており、ここで明坂さんも姿を見せて実況を行ったほか、間奏ではウマ娘の紹介と挨拶も行っていた。

 歌い終わって、キャストとしてそれぞれが自己紹介と挨拶。なかでも井上ほの花さんが井上喜久子さんを紹介し会話をするところでは、ほほえましいやりとりが展開(※2人は実の親子で、井上喜久子さんは母、井上ほの花さんは娘)。ほかにも新衣装の紹介やナンバリングイベント初出走のキャストを代表して、佐藤さんと礒部さんが意気込みを語っていた。

 改めてライブパートが開始。「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」(高柳さん、大坪さん、大空さん、長谷川さん、土師さん、石見さん、久保田さん、佐伯さん、会沢さん、大西綺華さん)は、ゲーム内の育成シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」にあわせて登場した楽曲。センターステージで10人がそれぞれの方向に向かって歌い進めるなかでは、シナリオの中心であり楽曲のオリジナルメンバーである石見さんと大坪さんがメッセージを送る一幕も。

 TVアニメ第1期オープニングテーマである「Make debut!」(真野さん、今泉さん、礒部さん、井上ほの花さん、佐藤さん、稲垣さん)は、横浜公演と同様にナンバリングイベント初出走の6人が歌唱。間奏ではサクラローレル役の真野さんから、きれいな桜を咲かせるといった意気込みを伝えていた。「RUN×RUN!」(和氣さん、Machicoさん、星谷さん、優木さん、前田佳織里さん、日原さん)では、解説席に登場したマルゼンスキー役のLynnさんによるアナウンスとエールを受けて、ポップでかわいらしい曲をセンターステージで披露した。

 友だちでライバルという関係性を描いた「ユメゾラ」(衣川さん、大空さん、矢野さん)では、3人が軽快に歌い進めていくなかで、解説席に姿を見せたサクラローレル役の真野さんからの応援と、オグリキャップ役の高柳さんによる独特な表現のエールを受け、大空さんが、“関西弁バリバリ”というタマモクロスがイメージできるノリツッコミを披露。オグリキャップを中心として展開されているコミカライズ「ウマ娘 シンデレラグレイ」での関係性を示すようなやりとりも行われていた。さらに「彩 Phantasia」(木村さん、久保田さん、礒部さん、井上ほの花さん)では、情熱的で力強さがある歌声を響かせつつ、それでいて華と優雅さを感じさせるステージを見せ、それに応えるかのように場内はピンクに染まっていた。

 歌唱するウマ娘のアタック映像、そして“響き渡れ凱歌”の文字が映し出されて歌いだしたのは、ライブ初披露となった「Ms. VICTORIA」(和氣さん、Lynnさん、高柳さん、土師さん、咲々木さん、立花さん、野口さん、日原さん、中村さん)。チャンピオンズミーティングより新たなウイニングライブとして実装され、頂点に立ったウマ娘がセンターで歌う楽曲として記憶に新しい。チャンピオンズミーティングのエンブレムがスクリーンに映し出され、せりあがったセンターステージや炎の演出と、ゲーム中のライブシーンをほうふつとさせる光景のなかで熱唱。凱歌を高らかに歌っていた。

 MCパートでは、スクリーンにレースの出走表をイメージさせるメンバーの紹介が映し出されるなかで、トークが展開。そして、さらなる盛り上がりとともに体を温めることを目的として、本邦初披露という「トレセン体操」のステージに。ゆるい感じの歌にあわせて、ステージ上のキャストを手本に、客席のトレーナーも体を動かしていく。最後は「うまぴょい伝説」の特徴的な“うまびょいポーズ”のテンポを上げて高速となったところで締めくくった。

 ライブ再開に向けた曲振りとしてVTRが上映。そこには武豊騎手とクリストフ・ルメール騎手の姿が。「ウマ娘」のCMにも出演した人気騎手の映像メッセージに、場内もざわつきが起きていた。これ経て歌われたのは「わたしの印は大本命◎(Marching Band Ver.)」(和氣さん)。ステージには和氣さんとともに、ブラスバンドとダンサーが登場。ブラスバンドとダンサーを率いるように先頭に立って歌いながら花道を歩くシーンや、Machicoさんと佐伯さんが旗を手に登場し、ステージに華を添えていた。

 明坂さんから、ここからはソロのライブ初披露曲が3曲続くことをアナウンス。その1曲目は「ときめきスクランブル 」(星谷さん)。マヤノトップガンの好奇心旺盛なところを表すようなソロ曲を星谷さんが元気いっぱいに歌い、間奏ではダンサーとともに花道を、飛行機をイメージするような両腕を伸ばして疾走した。「LIKE THE WIND」(今泉さん)では、“風を愛するふんわりウマ娘”のヤマニンゼファーをイメージさせるような、穏やかな表情や笑顔を見せながら、伸びやかに歌声を響かせる。「忘却にて」(井上ほの花さん)では、切なさを感じさせる曲調と歌詞から伝わってくる“覚えていてほしい”というメッセージが、井上ほの花さんによる可愛らしくも真っすぐ訴えかけるような歌声をもって披露していた。

 ソロ曲が続いたところで、「Ring Ring ダイアリー」(Machicoさん、石見さん、久保田さん、前田佳織里さん、日原さん)が歌われ、どこか一息付いたような落ち着いた雰囲気を作り出す。さらにゲーム1.5周年記念楽曲でライブ初披露となる「Gaze on Me!」(木村さん、星谷さん、真野さん、今泉さん、礒部さん、井上ほの花さん、佐藤さん、稲垣さん)では、初出走のキャストを中心にオリジナルメンバーのうちの8人がパフォーマンス。ダンスミュージックをノリノリで歌い、ミラーボールはないものの、それがイメージできるようなダンスフロアさながらの空気感を作り出してた。

 ここでのMCパートは初出走のキャスト6人と、進行役の井上喜久子さんが登場。企画コーナーとして、2人1組で花道を歩いてポーズを決めるランウェイを行う「ビューティードリームカップ in SPECIAL DREAMERS!! EXTRA STAGE」が実施。まずは井上喜久子さんがお手本を披露し、まさに安心沢刺々美と言えるような、ノリノリでターンを決めたりセクシーなポーズも見せるなどで盛り上げた。

 今泉さんと真野さんのペアは2人で大きなハートを作ったり投げキッスで可愛らしさをアピール。井上ほの花さんと稲垣さんのペアは元気よく手を振りながら歩きカッコいい決めポーズを見せる。そして佐藤さんと礒部さんのペアはクールな表情で優雅なポーズを決めるというような、それぞれがキャストとなっているウマ娘の個性も表すようにアピールしていた。

 ライブ再開は、ゲームのハーフアニバーサリー楽曲「Never Looking Back」(木村さん、大坪さん、星谷さん、土師さん、久保田さん、大西綺華さん)から。ステージ上段でさらにせりあがったところから、スタンドマイクでクールなカッコよさを出しながら歌う。続いての「ユースフルアイズ」(真野さん)は、“どんなことにもへこたれない不屈のポジティブウマ娘”であるサクラローレルのソロ曲。スクリーンに桜が舞い、桜色と言えるピンクに染まる場内でロック楽曲を歌い、拳を高々と掲げ力強い歌声を響かせていた。

 「本能スピード」(Lynnさん、大坪さん、前田佳織里さん、佐伯さん、礒部さん、井上ほの花さん、佐藤さん、稲垣さん)では、ライブの盛り上がりを勢いを加速するかのようにスピード感あふれる楽曲を歌う。アタック映像を経ての「NEXT FRONTIER」(高柳さん、石見さん、優木さん、矢野さん、大西綺華さん、今泉さん)では、解説席に入ったタマモクロス役の大空さんから活を入れるようなエールが送られるなかで熱唱。炎による演出もさることながら、大型スクリーンに6分割で6人の姿が映し出されるのも迫力のあるものとなっていた。

 「winning the soul(Remix Ver.)」(長谷川さん、咲々木さん、立花さん、野口さん、日原さん、中村さん)は、「winning the soul」のリミックスバージョンで、原曲が持つ熱さを持ちつつ、スピード感とクールさが増した楽曲に。それを6人がセンターステージでカッコよさを前面に出しながら歌う。「Make a new track!!~クライマックス開幕~」のウイニングライブ楽曲「BLOW my GALE」(和氣さん、Lynnさん、木村さん、衣川さん、大空さん、前田佳織里さん、佐伯さん)では、会場の熱をさらに高めるように炎の演出を受けながら力強く歌っていた。

 MCパートではここまでを振り返るなかで、石見さんが炎の演出で歌うのが夢だったことに触れ、それが「NEXT FRONTIER」で実現したことの喜びを語る一幕も。また開演前に行われているという円陣をステージ上で行い、さらに客席のウェーブも行われ一体感を高めたところで、ライブも後半戦に。ここでは「シンデレラグレイ」の映像が流れ、同作で登場するウマ娘たちのステージとなった。

 その先陣を切ったのは「My Against Fight」(大空さん)。“白い稲妻”の二つ名を持つタマモクロスのソロ曲ということもあり、スクリーンだけではなく天井にも白い稲妻が光る演出を受けながら、間奏での気合の入ったセリフとともに熱唱。「硝子のエトワール」(会沢さん)は、“高貴な深窓の令嬢”“ガラスのように繊細な脚”というメジロアルダンのソロ曲で、天井には星空のような光景が描かれるなか、バラード曲を伸びやかに歌う。

 「ふんわりSlowly」(優木さん)は、甘やかし上手で母性に満ちたスーパークリークのソロ曲で、ゆったりとしたバラード曲を歌い、癒しの空間を作り出していた。ソロ曲が続いたなかで歌われたのは「ウマ娘 シンデレラグレイ」の主人公であるオグリキャップのソロ曲「unbreakable」(高柳さん)。白く染まった場内と切なさを感じさせる曲調のなかで、トレーナーや故郷の人々に勝利を届けるというオグリキャップの決意を伝えるような、力強い歌声をもって披露した。

 このパートの締めくくりとして「UNLIMITED IMPACT」(高柳さん、大空さん、優木さん、野口さん、会沢さん、日原さん)を歌う。メインステージとサブステージ2か所に分かれてうたうなかで、途中からセンターステージに6人が集結。ライバルとしての気迫を感じさせるステージを展開した。

 MCパートでは、出走表をイメージさせるメンバー紹介がコミックスの絵になっていたという細かいこだわりも。また大空さんと優木さんはリリ-スイベント以来久々、会沢さんはライブ初披露ということで、ソロ曲を歌えたことの喜びを語っていた。また高柳さんもソロ曲は久々の披露となるなかで、「シンデレラグレイ」を通じてより理解が深まったことを話していた。

 ここで、サトノダイヤモンド役の立花さんによる紹介アナウンスを受けて歌われたのは「メジロ讃歌」(土師さん、久保田さん、会沢さん、大西綺華さん。声のみの出演:大西沙織さん(メジロマックイーン役)、のぐちゆりさん(メジロパーマー役))。2022年のエイプリルフール企画としても話題となったこの曲が、声のみの出演も含めてメジロ家6人が揃って歌われることに。明坂さんによる指揮のもと、透き通るようなハーモニーを奏でていった。

 「願いのカタチ(Strings Ver.)」(Machicoさん)は、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー Season 2」(TVアニメ第2期)の第10話エンディングテーマとして流れた「願いのカタチ」のアレンジバージョンとなっており、落ち着いた雰囲気のなかでMachicoさんが感情を込めて歌う。TVアニメでは挫折し諦めかけたトウカイテイオーが再起を誓う姿が描かれており、歌うなかでもトウカイテイオーの印象的なセリフも口にし、そのときのことを思い返すようなステージになったと同時に、アレンジバージョンとなったことでより涙腺を刺激するようなものとなっていた。

 続けて歌われた「Find My Only Way(Acoustic Ver.)」(大坪さん、衣川さん、咲々木さん、真野さん、中村さん、今泉さん、稲垣さん)は、TVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」(TVアニメ第1期)第12話のエンディングテーマのアコースティックバージョン。スクリーンにも天井にも星空がイメージされる光景を映し出すなか、もともとはチーム<スピカ>が歌っている楽曲を、一新したメンバーかつアレンジバージョンで新鮮な気持ちで、そして聴き入ってしまうような雰囲気を作りだしていた。

 スクリーンに10色の光の玉が浮かび、2色の光の玉がさまざまな軌道を描くというスクリーン映像を経て歌われたのは「Special Record!」(和氣さん、Machicoさん、Lynnさん、長谷川さん、石見さん、前田佳織里さん、立花さん、矢野さん、礒部さん、佐藤さん)では、まず礒部さんと佐藤さんが歌い始め、立花さんと矢野さん、長谷川さんと石見さん、さらにMachicoさんと前田佳織里さん、和氣さんとLynnさんという形で、2人ずつステージに登場し歌う流れに。それぞれ関係性のあるウマ娘2人ずつのキャストによる組み合わせで、間奏ではケイエスミラクル役の佐藤さんと、ダイイチルビー役の礒部さんがこの先の活躍を誓うセリフもあるなど、感慨深さを感情を揺り動かすようなステージとなっていた。

 そして出走者全員が登場し、ゲーム1周年記念曲である「We are DREAMERS!!」を披露。東京公演と横浜公演でも1曲目として歌われ、ステージを華やかに彩ってきたこの曲を、今回は終盤で煌びやかに歌っていた。

 ライブ本編は一区切りとなり、アンコールを求める拍手が鳴り響くなかで、明坂さんと井上喜久子さんが登場。トラックを歩いてトレーナーに手を振りながら挨拶をしつつ、それぞれ実況席と解説席に入り、「ウマ娘」に関する最新情報を告知。特に新ウマ娘の公開には、どよめきと拍手が巻き起こっていた。

 アンコールでは、これまでの4thイベント衣装「ニュースターズ・ロゼ」をまとって出走者全員がステージに登場。それぞれウマ娘としてライブに向けた意気込みを語る演出を経て、“やっとみんな会えたね”のフレーズとともに歌いだした「GIRLS' LEGEND U」で、再度会場の熱気を高めていく。歌い終わり、代表したキャストがライブの感想を語るなかで、Machicoさんはドームに立てたことの喜びを伝えるとともに、声援を控えているトレーナーに拍手が聞きたいと呼びかけると、この日一番と思える大きな拍手が巻き起こっていた。

 ライブの締めくくりとなったのは、再度の「うまぴょい伝説」。花道やトラックに繰り出しながらキャストが歌うなかでは、明坂さんと井上喜久子さんもステージや花道を歩き、とりわけ井上喜久子さんと井上ほの花さんが一緒に歌うという親子共演が見られた一幕も。さまざまな場所でトレーナーに感謝を伝えるように歌い、トレーナーと一体になって盛り上り、DAY1を締めくくってDAY2へと繋げた。

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