越境ビジネスのトレンドExpress、シリーズCで約33億円調達

 越境ビジネスプラットフォームを展開するトレンドExpressは10月19日、シリーズCラウンドで約33億円の資金調達を実施すると発表した。同社は約12億円の資金調達をすでに実施しており、今回の資金調達で累計資金調達額が約45億円となる。


 グロービス・キャピタル・パートナーズをリード投資家として、JICベンチャー・グロース・インベストメンツ、WMパートナーズ、サファイア・キャピタル、電通ベンチャーズ、DIMENSIONに加え、既存投資家のDNX Ventures、MTG Ventures、エアトリからシリーズCラウンドの資金調達を実施する。

 調達資金は、越境ビジネスプラットフォーム事業の強化を目的としたシステム開発投資、データ解析技術やプラットフォームビジネスを拡大するためのエンジニアリング人材、事業成長を促進するための事業家人材、上場準備や経営基盤強化を図るためのコーポレート人材の採用・育成の強化、中国以外での事業展開などに充当するという。

 同社は「昨今、失われた30年と称されるように、日本経済の長期停滞が続いている」と述べた上で「世界ではアジアを中心に経済成長がさらに加速し、日本の優れた商品やサービスを評価し、買い求める生活者の需要を取り込むことは、日本経済活性化に向けた大きなチャンスであり命題である」と説明。「日本経済の活性化に向けた外需の取り込みを図るべく、祖業であるデータ解析の技術を軸にした越境ビジネスプラットフォーム事業を通じて、日本企業のグローバルビジネスを支援していく」とコメントした。

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