アシックスは10月11日、3次元足形測定データを活用し、足形にあったランニングシューズ選びをオンラインでもサポートするデジタルサービス「ASICS SHOE FITTER」を開発したと発表した。10月12日から公開する。
ASICS SHOE FITTERは、一部の直営店舗(アシックス東京銀座、アシックス原宿フラッグシップ)で実施している無料の3次元足形測定「ASICS FOOT ID Static」で得たデータを読み取り、おすすめサイズや足とシューズのマッチングなどの分析結果をウェブ上で見られるようにしたサービス。無料会員サービス「OneASICS」のIDと連携することで利用できる。
従来、直営店舗で計測した足形データをシューズ選びに活用するにはスタッフなどの専門の知識が必要だったが、ASICS SHOE FITTERで自身の足にあったシューズをより簡単に選べるようになる。
おすすめサイズは、アシックススポーツ工学研究所が開発した独自のアルゴリズムを活用しており、ラスト(靴型)と足の長さや幅などを比較して算出。ランニングの目的ごとに表示されるおすすめシューズを選択することで、各シューズが足の長さや幅に対して、どの程度フィットしているかがわかるようになる。
また、アシックスオンラインストアとも連携しており、おすすめシューズの商品詳細ページがワンクリックで閲覧でき、購入することも可能だ。
今後は同サービスに加え、自宅にいてもスマートフォンで手軽に足のサイズを計測できるアプリの開発および、連携によるさらなる利便性の向上や、自身のランニングスタイルを答えると選択肢に応じて適したシューズが表示される独自のサービス「ShoeFinder」との連携など、より多角的なシューズ選びのサポートにも取り組むという。
さらに、ランニング以外のカテゴリーへのサービス拡大を検討するなど、デジタルを活用したパーソナライズの強化を促進していくとしている。
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