大統領選の投票後にも偽情報拡散のおそれ--FBIとCISAが警告

Alfred Ng (CNET News) 翻訳校正: 桑井章裕 長谷睦 (ガリレオ)2020年09月24日 12時45分

 米当局はこれまでにも、2020年の大統領選挙に影響を及ぼそうとする中国、ロシア、イランからの頻繁な偽情報キャンペーンについて警告してきた。さらに米国時間9月22日夜には、11月の投票日後の事態に関する警告を出した。

提供:James Martin/CNET
提供:James Martin/CNET

 米連邦捜査局(FBI)とサイバーセキュリティ・インフラセキュリティ庁(CISA)は今回の共同声明で、Donald Trump現大統領と民主党候補のJoe Biden氏との間で争われている選挙の結果をめぐり、外国勢力やサイバー犯罪者による偽情報の拡散が予想されると警告している。

 偽情報は投票が締め切られた時点で終わるわけではない。選挙管理当局は、投票終了後に選挙結果に異議を唱える動きについて、かねて懸念を表明している。だが新型コロナウイルス感染症の世界的大流行とTrump政権の郵送投票に反対する見解により、選挙管理当局にとってはインターネット上の偽情報の沈静化がさらに難しくなっている。

 米国民はこれまで、投票日の当日中に選挙結果を知ることができたが、新型コロナウイルスの大流行によって、今回は郵送投票の申請が急増している。米郵政公社(USPS)は8月の時点で、一部の投票用紙の到着が間に合わない可能性があると警告した。つまり、大統領選挙の結果がすぐに判明しない可能性が高く、偽情報がインターネットを騒がせる時間も十分あるということだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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