ソフトバンク、NVIDIAにArmを4兆円超えで売却か--合意間近と報道

Edward Moyer (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年09月14日 07時34分

 グラフィックスプロセッサーを開発するNVIDIAが、ソフトバンクグループからチップメーカーArmを買収することで合意に近づいており、早ければ今週にも発表されるという。Bloombergが米国時間9月12日、匿名情報筋の話として報じた。Bloombergによると、Armの企業価値は約400億ドル(約4兆2500億円)と評価され、現金と株式で取引される。チップ業界で過去最大規模の買収となる可能性があるとされている。

NVIDIA
提供:James Martin/CNET

 NVIDIAはこの報道に関するコメントを控えた。ソフトバンクもコメントしていない。Armもコメントの要請に応じていない。

 買収交渉は依然として頓挫する可能性があるとBloombergは報じている。

 Bloombergは7月、NVIDIAとソフトバンクの交渉が進んでおり、買収を検討しているのはNVIDIAのみだと報じた。The Wall Street Journal(WSJ)も、ソフトバンクがArmの売却を検討していると報じていた。WSJも12日、NVIDIAとソフトバンクの交渉が合意間近だとしている。

 6月にはAppleが、「Mac」にArmのチップを採用し、大幅に刷新すると発表した。Macは14年間、Intelのプロセッサーを搭載してきた。Armはプロセッサーのアーキテクチャーを設計し、Appleのような企業にライセンスを供与している。

 ソフトバンクは4年前に、英国を拠点とするArmを約320億ドル(約3兆3000億円)で買収した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]