麻倉怜士氏が選ぶ2019年A&V機器ベストテン--映画スマホから唯一無二のカメラまで - 3/10

第8位:ひと味違うカメラ性能で実力を見せつけるこだわりのスマホ/グーグル「Google Pixel 4」(スマートフォン)

 現在、写真撮影の主流はスマートフォンに移行している。「Google Pixel 4」はスマートフォンの“親玉”とも言えるグーグルが作ったスマートフォンで、カメラの性能もひと味違う。

 使用した技術はデジタル処理によって画像を生成する「コンピュテーショナルフォト」。光学によって被写体の像を取得する、従来の撮影技術とは異なり、レンズからの光のCMOSセンサーに取り込んで電気信号にした後、強力なCPUに取り込み、ソフトウェアを使って高速処理、デジタルカメラとは全く違う映像処理を可能にする。

 撮影時に複数枚の画像を、露出やフォーカスを変えて取り込み、最適な画像を組み合わせて1枚の画像に仕上げる方法で、人物も背景もどちらもきれいに写る。ズーム画像のブレも少ない。これは「ブレ超画像」という仕組みで、ブレがより多くの画像情報を取り込み、鮮明な部分のみを持ち寄って1枚の画像に仕上げるというもの。デジタルカメラでは手ブレは悪とされていたが、ここでは善になる。

 特に驚いたのは、撮影後にフォーカスを修正できる点。これまでも同様の機能をもったスマートフォンやカメラや登場していたが、その精度が上がった。複数枚の撮影をしておくことで、フォーカスを変えても自然な画像を再現できている。本家グーグルの実力を見せつけた画期的なスマホと言えるだろう。
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第8位:ひと味違うカメラ性能で実力を見せつけるこだわりのスマホ/グーグル「Google Pixel 4」(スマートフォン)

 現在、写真撮影の主流はスマートフォンに移行している。「Google Pixel 4」はスマートフォンの“親玉”とも言えるグーグルが作ったスマートフォンで、カメラの性能もひと味違う。

 使用した技術はデジタル処理によって画像を生成する「コンピュテーショナルフォト」。光学によって被写体の像を取得する、従来の撮影技術とは異なり、レンズからの光のCMOSセンサーに取り込んで電気信号にした後、強力なCPUに取り込み、ソフトウェアを使って高速処理、デジタルカメラとは全く違う映像処理を可能にする。

 撮影時に複数枚の画像を、露出やフォーカスを変えて取り込み、最適な画像を組み合わせて1枚の画像に仕上げる方法で、人物も背景もどちらもきれいに写る。ズーム画像のブレも少ない。これは「ブレ超画像」という仕組みで、ブレがより多くの画像情報を取り込み、鮮明な部分のみを持ち寄って1枚の画像に仕上げるというもの。デジタルカメラでは手ブレは悪とされていたが、ここでは善になる。

 特に驚いたのは、撮影後にフォーカスを修正できる点。これまでも同様の機能をもったスマートフォンやカメラや登場していたが、その精度が上がった。複数枚の撮影をしておくことで、フォーカスを変えても自然な画像を再現できている。本家グーグルの実力を見せつけた画期的なスマホと言えるだろう。

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