フォルクスワーゲン米法人、クルマを遠隔操作できる「Car-Net」最新版を標準搭載へ

 Volkswagen(VW)の米国法人Volkswagen of Americaは、コネクテッドカーシステム「Car-Net」の新版を発表した。Car-Netは、2020年モデルの大半に標準搭載され、購入から5年間そのまま利用できる。

2020年モデルの大半に標準搭載(出典:VW)
2020年モデルの大半に標準搭載(出典:VW)

 Car-Netに搭載される新機能の1つは、運転がスムーズかどうか採点する「DriveView」。急ブレーキや速度超過などに応じて運転内容を評価し、スコアをフィードバックしてくれる。自動車保険を契約している会社にスコアを提示すれば、保険料の割引を受けられる可能性があるという。

 また、車内で最大4台のデバイスが接続可能なLTEベースの無線LAN(Wi-Fi)ホットスポット機能を、1カ月間または通信データ量1ギガバイトで試用提供する。試用後は、Verizon Wirelessの契約者であれば、既存データプランに追加する形で利用可能。Verizonに契約していない場合の税別月額料金は20ドル(約2157円)。

 そのほかには、エンジンの始動および停止、ドアのロックおよび解錠、警笛やライトの操作がリモートで実行できたり、自動車の状態を調べたりできる。さらに、設定した地域や時間帯を超えた運転が検出された場合には、警告を通知してくれる「Family Guardian」機能なども備えている。

さまざまな遠隔操作が可能(出典:VW)
さまざまな遠隔操作が可能(出典:VW)

 今後のアップグレードでは、音声コマンド機能や、配達する荷物を受け取ったり、逆に送りたい荷物を置いておいたりできる宅配ボックスのような機能を追加する予定。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]