ドワンゴ、池袋に新スタジオ「ハレスタ」--ニコファーレとニコニコ本社は営業終了

 ドワンゴは7月22日、池袋に新設する複合商業施設「Hareza池袋」内の東京建物Brillia HALLに、サテライトスタジオ「ハレスタ」を11月1日にオープンすると発表。また、六本木の「nicofarre」(ニコファーレ)ならびに、池袋の「ニコニコ本社」を7月末日で営業終了することもあわせて発表。ハレスタに同社のコンテンツ発信拠点を集約するという。

「ハレスタ」イメージ
「ハレスタ」イメージ

 Hareza池袋は、2020年夏にグランドオープン予定の新複合商業施設。ハレスタは一足先にオープンする形となっている。niconicoがこれまでも目指していたネットとリアル、そしてバーチャルの融合を実現するべく、スタジオ技術や演出面で蓄積された制作ノウハウを集約。最新鋭の技術とインターネットを駆使したバーチャルキャラクターによるライブパフォーマンスやアニメ・ゲーム関連のステージイベントなど幅広いコンテンツを発信する。

 バーチャルキャラクターの出演では、遠隔からのリアルタイムモーションキャプチャーをスタジオへ反映することでの生放送や、高繊細LEDを駆使したリアル空間でのアニメ・バーチャルキャラクターの世界観を表現する演出などが可能。また、マルチプラットフォーム配信形式を採用し、niconicoに限らず他社配信プラットフォームとIP(権利者)を結びつけ、ユーザーのニーズに合致したライブストリーミング配信を提供するという。女性ファンに支持される2.5次元俳優や新人アイドル、声優からアーティストなど、さまざまな出演者に“会える場”としてバラエティに富んだ出演者プログラムを連日編成予定としている。

 スタジオ内外の壁面には、幅8m、高さ5m超や、250インチの大型LEDパネル「ハレスタLEDビジョン」を設置。ニコニコ生放送やコメント、広告などの映像を高繊細に映し出すことができ、国内最大級のデジタルモニターを有するサテライトスタジオとしている。このほか、隣接するパークプラザや正面に位置する中池袋公園で行われるイベントとの連動により、放送も同時に行うことでネットとリアルの双方からアプローチすることも可能という。。

東京建物 Brillia HALL正面入口から見た、250インチLEDビジョンイメージ
東京建物 Brillia HALL正面入口から見た、250インチLEDビジョンイメージ

 オープン日となる11月1日には記念セレモニー、2日と3日には多数のゲストを招いたこけら落としの記念イベントを開催予定としている。

 営業を終了するニコファーレは、2011年夏のオープンし、さまざまな生放送やイベントを開催。ニコニコ本社は、2014年に原宿から池袋P’PARCOに移転。カフェやイベントスペース、サテライトスタジオなどを有していた。ハレスタはこれらの施設のコンセプトを継承する形としている。

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