Ginza Sony Parkで「ウォークマン」40周年記念イベント--1号機も触って聴ける

 「Walkman Wall」には、デザインや仕様、メディアの変化に加え、ロゴデザインの変化も楽しめる。
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「Walkman Wall」には、デザインや仕様、メディアの変化に加え、ロゴデザインの変化も楽しめる。

 ソニーのポータブルオーディオプレーヤー「ウォークマン」が発売40周年を迎えた。東京・銀座のGinza Sony Parkでは、過去に発売した237台のウォークマンを集め、記念イベント「#009 WALKMAN IN THE PARK」を実施。1号機「TPS-L2」を含め、40台の実機に触れ、聴くことができる。開催期間は9月1日までで、入場は無料。

237台のウォークマンが並べられた「Walkman Wall」
237台のウォークマンが並べられた「Walkman Wall」

 Ginza Sony Parkは、2018年8月にオープン以来、イベント8回と、ライブイベント89回を実施。6月末時点で来園者数は345万人を数え、1日平均で1.1万人が来園しているという。ソニービル時代に比べ、来場者数は120%にアップした。

 開園から約1年が経過しているが、開催してきたイベントはどれもソニー商品絡みではなく、園内にもソニー商品は並べていない。「唯一『aibo』が2匹遊んでいるのみ」(ソニー企業 代表取締役社長/チーフブランディングオフィサーの永野大輔氏)とし、ショールームビルとして機能していた、ソニービル時代とは、その役割が大きく異なっている。

 一方、ウォークマンは40年前の1979年7月1日に発表、発売。プレス発表会はソニービルで開催したという。「1979年7月1日はウォークマンが発売され、音楽が歩き出した日。発表会を開催した旧ソニービルは、音楽が歩き出した場所」(永野氏)とし、今回のイベント開催の経緯を話した。

 ベースになっているのは、ソニービルの解体前に実施された「It's a Sony展」。800台以上のソニー商品を展示した会場内では、来場者が商品に対する思い入れを楽しそうに話す姿が数多く見られたという。永野氏はその光景を目の当たりにし、「商品は人とソニーをつなぐインターフェースになる」と確信。It's a Sony展では、商品を見るだけで、触ったり、聞いたりすることができなかったため「今回は2歩前進して、触れて聴ける環境を整えた」(永野氏)という。

 メインは、地下1階から3階に展示されている「My Story, My Walkman」。1979年から現代までを1年ごとに区切り、実際にウォークマンを愛用していた各年代のアーティストやクリエーターなど総勢40名の著名人の思い出とともに、当時聴いていた楽曲をその年に発売されていたウォークマンで実際に聴けるというもの。会場内はベンチや寝転べるスペースなども用意しており、好きなスタイルで楽しめるようになっている。

「My Story, My Walkman」。1号機「TPS-L2」はブックデザイナー祖父江慎氏のエピソード
「My Story, My Walkman」。1号機「TPS-L2」はブックデザイナー祖父江慎氏のエピソード

 地下4階には「Walkman Wall」を設置。壁面に横幅約6メートルにわたって、1979年からの歴代ウォークマン230台を展示。デザインや仕様、メディアの変化を見て楽しめる。地上階には、高さ2.5mの「Big Walkman」を設置。スポーツモデル初号機の「WM-F5」をデザインしており、記念撮影なども可能だ。

237台のウォークマンが並べられた「Walkman Wall」
237台のウォークマンが並べられた「Walkman Wall」

 このほか、Ginza Sony Park内の「THE CONVENI」を運営するジュンとのコラボレーションアイテムとして、ウォークマン40周年記念オリジナルTシャツ(税込価格:5940円、Kidsは4320円)の販売や、「トラヤカフェ・あんスタンド」の期間限定メニュー「あんペーストかき氷と白玉餅 [はっさくと抹茶]~ もち歩けるかき氷~」が1日20食限定で登場。白玉餅の「餅」とウォークマンの「持ち歩ける」をかけているという。

高さ2.5mの「Big Walkman」
高さ2.5mの「Big Walkman」

 園内4カ所には、ウォークマンロゴのスタンプを設置し、スタンプラリーも開催。プログラムを巡りながら集めて地下1階のインフォメーションカウンターに行くと「40周年記念ブックレット」がプレゼントされる。カバーのイラストは全部で5種類。数に限りがあり、なくなり次第、配布は終了する。

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