3夜連続の新製品発表まとめ--Appleニュース一気読み

　Appleは日本時間3月18日の夜から3夜連続で、iPad mini/iPad Air、iMac、AirPodsの各製品を刷新した。米国時間3月25日にスペシャルイベントが控えていた中での新製品発表だった。

　新製品について概略をまとめる。

　iPad miniとiPad Airが揃ってアップデートされたのは2015年以来となる。特にiPad mini 4が登場して3年半アップデートがなかった小型タブレットの新製品は、期待していた人も少なくなかったはずだ。

新型iPad mini

　iPad miniは7.9インチRetinaディスプレイを備え、米国での価格は399ドルからと割安に設定されており、サイズと価格から個人やエンタープライズでの活用で根強い人気があったモデルだ。

　最新のA12 Bionicプロセッサ、高色域P3ディスプレイへの対応、そしてApple Pencilサポートを加え、更に魅力的な製品へと進化した。買い替え需要だけでなく、Apple Pencilと小型タブレットの組み合わせから、新たなニーズを作り出す可能性がある。

iPad Air

　一方、iPad Airは、iPad miniと同様A12 Bionicを搭載した10.5インチのタブレットだ。10.5インチと聞くと、以前のiPad Proを思い浮かべる方もおられると思うが、Proが外れた分、TrueToneディスプレイ・TrueToneフラッシュの省略、800万画素カメラにデチューンするなど、499ドル（日本では5万4800円〜）という価格にフィットする仕様に変化している。

　しかし、Apple PencilとSmart Keyboardへの対応は健在で、テキスト入力が多いオフィスでの活用には十分活躍するモデルとなった。

　iMacは第8世代・第9世代のIntel Coreプロセッサを搭載するパフォーマンス強化のアップデートで、21.5インチモデルは最大6コアとRadeon Pro Vega20グラフィックスが選択可能になった。また27インチモデルは最大8コアのIntel Core i9までラインアップしている。ただし、MacBook Pro、MacBook Air、Mac mini、iMac Proに搭載されるT2チップは非搭載のままとなっている。

iMac

　そしてAirPodsは見所の多い刷新となった。これまで搭載していたW1チップに変わり「H1」チップ（ヘッドフォンチップ）を新たに搭載し、接続や切り替え、通話開始時の遅延を低減するほか、マイクで使う人の声を常時モニタリングして声だけでアシスタントを呼び出せる「Hey Siri」機能のサポートなどを、デザインを変えずに実現している。

AirPods

　また単独での販売もされる新しいAirPodsケースはQi規格のワイヤレス充電に対応し、パッドにおくだけで手軽に充電できるようになった。

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