テキサス大学サンアントニオ校(UTSA)の研究チームは、自動車の接近を検知して光る道路標識向け技術を開発した。街灯や信号機のない郊外の道路でも、接近する自動車から標識を見えやすして見落としを防ぐ。
この技術は、赤外線センサーで周囲の温度を調べ、自動車と思われる熱源が近づくことを検知する。速度や自動車のタイプも識別可能だという。自動車の接近を認識した場合は、標識を目立たせるために組み込んだ光源を点滅させる。これにより、事故を未然に防ぐ考えだ。
磁気ループや画像解析、マイクロ波レーダーで自動車を検知する手段は以前から存在するが、UTSAの開発した方法は既存技術より高精度で、消費電力が少ないそうだ。そのため、太陽光発電パネルによる電力だけで機能し、電力網から離れた地域にも設置できる。
さらに、装置の価格は60ドル(約6700円)から100ドル(約1万1000円)と、5000ドル(約55万8000円)ほどの現行システムに比べ低コストで済む。
開発した標識の紹介ビデオ(出典:UTSA/YouTube)
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