アドビ、1月3度目となるセキュリティアップデートを公開--XSSの脆弱性に対処

Charlie Osborne (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2019年01月24日 10時43分

 Adobe Systemsは米国時間1月22日、同月3度目となるセキュリティアップデートを公開した。今回対象となった製品は、同社のコンテンツ管理スイートである「Adobe Experience Manager」と、同スイート内でデジタルフォームを作成するための「Adobe Experience Manager Forms」だ。

 同社のセキュリティアドバイザリによると、Experience Managerで今回対処された2つの脆弱性の深刻度評価は「中度」(moderate)と「重要」(important)であり、Experience Manager Formsで対処された脆弱性は「重要」と評価されている。

 Experience Managerの1つ目の脆弱性(CVE-2018-19726)は、「保存されたクロスサイトスクリプティング」に分類されており、すべてのプラットフォーム向けのバージョン6.0と6.1、6.2、6.3、6.4に影響を及ぼす。

 2つ目の脆弱性(CVE-2018-19727)は、「反映されたクロスサイトスクリプティング」に分類されており、すべてのプラットフォーム向けのバージョン6.3と6.4に影響を及ぼす。

 Experience Manager Formsの脆弱性(CVE-2018-19724)は、「保存されたクロスサイトスクリプティング」に分類されており、悪用された場合には機密情報の漏えいにつながる恐れがある。また同脆弱性は、すべてのプラットフォーム向けのバージョン6.2と6.3、6.4に影響を及ぼす。

 同社はユーザーに対して、これら製品に対するアップデートを早急に適用するよう推奨している。

 今回のセキュリティアップデートの提供は、1月に入って3度目となるものだ。最初のセキュリティアップデートでは、「Adobe Acrobat」と「Adobe Acrobat Reader」に存在するクリティカルな脆弱性が対処されている。同脆弱性が悪用された場合、権限昇格(CVE-2018-19725)や任意のコード実行(CVE-2018-16011)につながる恐れがある。

 2度目のセキュリティアップデートは「Adobe Connect」「Adobe Digital Editions」に関連するものだ。このアップデートでは、セッショントークンの漏えい(CVE-2018-19718)と機密情報の漏えい(CVE-2018-12817)につながる脆弱性に対処している。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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