麻倉怜士氏が選ぶ2018年A&V機器10選--感動画質から憧れの8K放送まで - 5/10

HDR時代の画質、高音質プレーヤー/パナソニック「DP-UB9000(Japan Limited)」(BDプレーヤー)

 今までBDレコーダーを中心にUltra HD Blu-rayに取り組んできたパナソニックだが、2018年ついに9000番台を型番に冠したハイエンドプレーヤーが登場した。欧州向けとは仕様が異なる「Japan Limited」で、重量を増やし制振効果を高めたほか、4層シャーシを採用するなど、高画質、高音質化を図っている。

 DP-UB9000の凄さはなんといってもソシオネクスト製の新SoC(System on Chip)。自社開発のような自由度で組み込まれており、処理能力が極めて高く、速いことが特徴だ。このチップを利用して開発したのが、作品ごとに自動的に適切なHDR映像を再現する「HDRトーンマップ」だ。

 これは、異なるピーク輝度のコンテンツであっても、接続したテレビに最適化したトーンカープを作るというもの。テレビに合った、ナチュラルなトーンカーブを作るのは非常に大変なことだが、DP-UB9000はチップの処理能力をいかし、最適なトーンカーブが作れる。この高度な処理はパナソニックの技術力と開発力、そして新チップの能力が掛け合わさって実現されたものだ。飛びがちな明るい部分は階調感があらわれ、白い部分が黄色などに転ばずきちんと白として表現される。さらにパナソニック独自のダイナミックレンジ調整により、黒浮きしがちな黒もきちんと締まる。

 先に紹介したパイオニアの「UDP-LX800」も出色の出来だが、パイオニアがディスクの性能を最大限に引き出すことで高画質、高音質を追求するのに対し、パナソニックはディスク内容を元にテレビとの最適化を追求するという違いがある。そこまでケアした、HDR時代のスタープレーヤーがDP-UB9000だ。

 
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HDR時代の画質、高音質プレーヤー/パナソニック「DP-UB9000(Japan Limited)」(BDプレーヤー)

 今までBDレコーダーを中心にUltra HD Blu-rayに取り組んできたパナソニックだが、2018年ついに9000番台を型番に冠したハイエンドプレーヤーが登場した。欧州向けとは仕様が異なる「Japan Limited」で、重量を増やし制振効果を高めたほか、4層シャーシを採用するなど、高画質、高音質化を図っている。

 DP-UB9000の凄さはなんといってもソシオネクスト製の新SoC(System on Chip)。自社開発のような自由度で組み込まれており、処理能力が極めて高く、速いことが特徴だ。このチップを利用して開発したのが、作品ごとに自動的に適切なHDR映像を再現する「HDRトーンマップ」だ。

 これは、異なるピーク輝度のコンテンツであっても、接続したテレビに最適化したトーンカープを作るというもの。テレビに合った、ナチュラルなトーンカーブを作るのは非常に大変なことだが、DP-UB9000はチップの処理能力をいかし、最適なトーンカーブが作れる。この高度な処理はパナソニックの技術力と開発力、そして新チップの能力が掛け合わさって実現されたものだ。飛びがちな明るい部分は階調感があらわれ、白い部分が黄色などに転ばずきちんと白として表現される。さらにパナソニック独自のダイナミックレンジ調整により、黒浮きしがちな黒もきちんと締まる。

 先に紹介したパイオニアの「UDP-LX800」も出色の出来だが、パイオニアがディスクの性能を最大限に引き出すことで高画質、高音質を追求するのに対し、パナソニックはディスク内容を元にテレビとの最適化を追求するという違いがある。そこまでケアした、HDR時代のスタープレーヤーがDP-UB9000だ。

 

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