あらゆるロケーションを再現できるバーチャルスタジオ--CA子会社が動画広告用に開発へ

 サイバーエージェントの連結子会社で動画広告に特化した広告代理事業を行うCyberBullは8月10日、動画広告に特化したバーチャルスタジオの開発に着手すると発表した。

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 バーチャルスタジオとは、駅や空港、マンションのモデルルームなどのさまざまな空間を3DCGによって再現できるバーチャル空間上のスタジオ。バーチャル空間と人物などの実写の被写体をリアルタイムに合成・撮影が可能。広告を取り巻く環境がデジタル向けに変化する中、動画広告の制作のあり方もデジタルに適した体制にすべく、3DCG技術を活用したバーチャルスタジオを2019年内での実用化に向け開発するとしている。

 バーチャルスタジオのメリットとして、3DCGによって駅や空港など、撮影許可の取りづらいロケーションも再現できるほか、ひとつのスタジオで複数のロケーション撮影に対応できるという。天候に撮影スケジュールを左右されることなく、出演者や撮影スタッフの負荷を軽減でき、美術や小道具、移動コストなども不要になるという。

 同社によると、従来の合成方法では、ロケーションと人物を別々に撮影してから後で合成する手法が一般的なほか、スタジオを使用する場合でも、大がかりなセットを大道具、美術スタッフが手配する必要があり、セットの建設費用も数百万円かかるなど、映像制作費の中でも大きな割合を占めるという。時間や手間、コストのカットが実現でき、映像制作現場の働き方の効率化にもつながるとしている。

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