Microsoftが、Bonsaiを買収することで合意した。Bonsaiは、注目を集める人工知能(AI)の分野に取り組む新興企業だ。
Bonsaiは、Microsoft独自の高速の人工知能(AI)処理を実現する「Project Brainwave」と「Azure」クラウドコンピューティングサービスに組み込まれ、同社の商用AIサービスに利用される予定だという。MicrosoftのビジネスAI担当コーポレートバイスプレジデントを務めるGurdeep Pall氏が、米国時間6月21日付けのブログ記事で述べた。「Bonsaiは、いくつかの素晴らしい画期的な成果を独自のアプローチで達成している。今後のAI開発に重大な影響を与えるであろう」と同氏は述べた。
AI(特に機械学習やニューラルネットワークと呼ばれる分野)は、コンピューティング界において大きな進歩の見られる分野だ。コンピュータに明示的な指示を与える代わりに、実世界のデータを使ってトレーニングし、独自のパターンを検出、学習させる。Google、Facebook、Apple、Amazon、Microsoftなどの大手ハイテク企業が、このアプローチによって既に成果を上げているほか、IBMの「Project Debater」が独自に構成して発言する4分間のスピーチで人間との討論に勝利したのも、AIを中核とする技術が背景にある。
買収の詳細な条件は明らかにされていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境