Armは米国時間6月12日、IoT機器のコネクティビティ管理などのテクノロジを手がける英企業Stream Technologiesを買収したと発表した。買収条件は明らかにされていない。
StreamのテクノロジはArmの「Mbed IoT Device Management Platform」に統合されることになる。これにより顧客は、IoT機器のロケーションや接続されているネットワークにかかわらず、そのコネクティビティを管理できるようになるという。ArmのプレスリリースによるとStreamは、セルラーやLoRa、衛星通信といった主な無線プロトコルすべてに対する物理的な接続をサポートしているという。
ArmのIoTクラウドサービス担当シニアバイスプレジデントを務めるHima Mukkamala氏はプレスリリースに、StreamのテクノロジとMbedプラットフォームを組み合わせることで、「デバイスの管理や接続、プロビジョニング、アップデートのための、スケーラビリティと柔軟性に優れたエンドツーエンドの堅牢なIoTプラットフォームを提供できるようになる。こういったスケーラビリティは、接続機器の数が10億単位から兆単位に増加するなかで極めて重要になる」と記している。
Armは2035年までに1兆個の機器がネットワークに接続されるという予測のもと、同社のIoT事業拡充に向けて複数の取り組みを明らかにしている。Mbedプラットフォームの強化に加えて、同社は最近、物理的な攻撃やIoT機器の改ざんから保護できる新たなプロセッサを発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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