DMMやSTVVなど4社、ベルギーでサッカースタジアムのICT化事業を開始

 DMM.com、STVV、Candee、トランスコスモスの4社は6月1日、STVVが運営するサッカーベルギー1部リーグ シント=トロイデンVV(STVV)において、スタジアムのICT化を目指した「Connected Stadium事業」を開始すると発表した。

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 Connected Stadium事業では、スタジアム内の高速インターネット環境のもと、デジタル技術により、観戦チケット購入や駐車場の予約、スタジアムでのグッズ、飲食の購入などがスマートフォンひとつで完結できるSTVV公式アプリの開発を進めている。

 これにより、スポーツ観戦の利便性を高め、試合前から試合終了後まで楽しむ事ができるコンテンツやサービスを提供する予定。さらに、スタジアムを起点に周辺地域やコミュニティの活性化にもつなげ、地域とともに発展を目指すという。

 STVVは、1924年創立のベルギー・プロ・リーグ1部に所属するサッカークラブ。2017年11月にDMM.comが経営権を取得しており、2018年に元FC東京GMの立石敬之氏が最高経営責任者に就任している。5つの柱として、トップチームの強化・アカデミーの充実・新たな事業スキームの構築・スタジアムの拡充、IT導入による技術革新を掲げている。同事業においては、STVVへのIT支援、開発リソースの提供、ファシリテーションを担当する。

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 STVVは、サッカークラブ運営によるノウハウの提供や、コンテンツ導入後の現場運営を担当。Candeeは、海外スポーツ領域の動画マーケティング支援実績を元に、海外事例の市場調査、マーケティング活動を実施し、Connected Stadium事業全体のマネジメント、STVV公式アプリのコンテンツ提案・支援を担当。同事業発足を機に、STVVのオフィシャルスポンサー契約も締結する。

 トランスコスモスは、Connected Stadium事業第一弾であるSTVV公式アプリの開発および、運用を支援。また、子会社であるplaygroundが提供する電子チケット発券システム「QuickTicket」の導入や、スタジアムで利用するローカル通貨であるJetonのデジタル化、動画をはじめとするデジタルコンテンツの拡充と販売面の強化など、テクノロジーの導入コンサルティングから運用までをワンストップで提供する。

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