Uberのカラニック前CEO、新ファンド設立を発表

Dara Kerr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年03月09日 08時25分

 Uberの前最高経営責任者(CEO)Travis Kalanick氏が10100という投資ファンドの立ち上げを発表した。営利目的の投資に焦点を置くが、非営利事業にも取り組むという。

 Kalanick氏が米国時間3月7日、Twitterで発表した。Uberに続く自身の取り組みについて、数カ月間考えていたと述べている。

Travis Kalanick氏
Travis Kalanick氏
提供:James Martin/CNET

 Kalanick氏は、「投資、取締役会への参加、起業家や非営利組織との連携を始めている」と記した。「今日は、10100(『テンワンハンドレッド』と読む)というファンドの設立を発表する。私の情熱、投資、アイデア、大きな賭けを生むものだ」(Kalanick氏)

 Kalanick氏は2017年6月、2009年に共同創業したUberから追い出されるようにして突然CEOを辞任した。Kalanick氏はUberの取締役にとどまっているが、2018年1月にソフトバンクグループ率いるコンソーシアムとの間で、Uberの株式20%を売却する契約を締結した。同氏が持つ議決権は低下したが、契約(まだ正式には成立していない)の一環として、同氏は14億ドル(約1600億円)を手にすることになり、投資に回せる多額の資金が入る見通しだ。

 米CNETはKalanick氏にコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。

 Axiosによると、Kalanick氏は先週、Kareoという医療オフィスソフトウェア企業の取締役会に加わったという。10100ファンドは、雇用を創出する取り組みに対する経済的支援に力を入れると同氏は述べている。

 Kalanick氏は7日のツイートに、「全般的な目標は、中国とインドで不動産、Eコマース、そして新しいイノベーションに投資し、大規模な雇用を創出することだ」と記している。「非営利事業についてはまず、教育や、都市の未来にフォーカスする」(Kalanick氏)

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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