マイクロソフト、「Cognitive Services」の視覚や検索サービス強化

Mary Jo Foley (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年03月02日 12時44分

 Microsoftは、開発者がアプリケーションにカスタマイズ可能な人工知能(AI)機能を追加できるAPIを継続的にリリースしている。

 Microsoftは米国時間3月1日、「Azure Portal」での「Custom Vision」サービスのパブリックプレビュー、「Face API」における顔認識の数が最大100万人に増加したことを発表したほか、Azure Portalでの「Bing Entity Search」サービスの一般提供を開始した。

 これらのAPIやサービスは全て、Microsoftが取り組んでいるCognitive Servicesの一部だ。

 Microsoftの担当者は今週、100万人を超える開発者がサインアップし、Cognitive Servicesを利用していると述べた。

 開発者はCustom VisionサービスのAPIを利用することで、数十件程度の画像とともに自らのデータを用いて識別能力を訓練し、「iOS」や「Android」を搭載した機器や、その他の「エッジデバイス」上で、オフラインでのリアルタイム実行が可能になる。

 MicrosoftのCognitive Services担当プリンシパルグループプログラムマネージャーを務めるAndy Hickl氏は、「カスタムモデルをゼロから作り出す時間のある開発者はいない」と述べたうえで、「これ(API)により画像をアップロードし、考えられる限りのアノテーションを付けたうえで、アクティブラーニング(能動的学習)を活用してさらなるアノテーションを与えられるようになる」と述べている。

 Bing Entity Searchでは、人や場所、もの、地元企業に関するコンテキストを、あらゆるアプリやブログ、ウェブサイトにもたらせるようになる。Microsoftが保持している情報のエンティティには、著名な人物や地名、映画、テレビ番組、ゲーム、書籍などがある。

Microsoft Cognitive Services

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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