ユーザーか収益か--「Chrome」の迷惑広告ブロック開始で変わる動き - (page 2)

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 編集部2018年02月19日 07時30分

Chromeの広告ブロック方法

 Googleの取り組みは少なくとも今のところ、そのような広告の欠点のほとんどを解決していない──まだ始まったばかりなのだ。ウェブパブリッシャーが、「Coalition for Better Ads」というコンソーシアムが定義する迷惑広告を掲載しないようにするだけだ。Chromeユーザーは、以下のような広告は、もう見なくて済む。

  • スマートフォンの画面の30%以上を占める広告
  • 画面いっぱいに表示され、目的のページに移動するまでカウントダウンする広告
  • 音声付きで自動再生される動画広告
  • 画面から消えない大型の固定表示広告
  • 画面の一部を隠すポップアップ広告

 こうした広告の代わりに、Chromeからのメッセージが表示される。このメッセージは、何が起きているかを説明し、広告ブロックを解除する選択肢を提示するものだ。

 Googleはウェブサイトを解析し、Chromeで過度に押し付けがましい広告を掲載しているサイトのパブリッシャーに警告しているとSchoen氏は語った。警告後も改善しないサイトはブラックリストに登録される。サイトが基準に準拠するまで、Chromeはそのサイトのすべての広告をブロックする。

 目標は広告の排除ではない。

 「すべてのページの読み込みで広告を排除したら、ウェブは高速になるだろうか? それはそうだろう。だが残念なことに、ユーザーが消費しているコンテンツを支える資金がなくなり、干上がってしまうだろう」(Schoen氏)


Chromeの自動広告ブロック機能

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