スタディプラス、NPOに学習管理ツール「Studyplus for School」を無償提供


NPO法人キッズドアに学習管理ツール「Studyplus for School」を無償提供へ

 スタディプラスは10月24日、同社が運営する教育事業者向け学習管理ツール「Studyplus for School」を、教育格差などの社会課題解決に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)に無償提供するプログラムを、10月12日より開始したことを発表した。

 Studyplus for Schoolは、分析ツールや管理画面によって、生徒が学習記録SNS「Studyplus」に記録した内容を把握して分析することで、生徒の学習支援の質を上げることを目的にした学習進捗管理ツール。


学習記録の管理画面

 同社では、NPO法人は年々増加傾向にある一方で、経営資源に乏しく、安定した運営が難しいという実態があると説明する。同プログラムによって、NPO法人の慢性的な人材不足をStudyplus for Schoolで解消することで、社会貢献事業を加速させたいとしている。第1弾の提供先には、相対的貧困状態(所得の中央値の半分を下回っている状態)にある子ども達向けに、都内を中心に無料学習会を運営しているNPO法人キッズドアが選ばれた。

 キッズドアでは、社会人や学生のボランティアスタッフが、1000名を超える子どもに無料学習会を提供している。しかし、支援体制を構築するだけのリソースが不十分なこともあり、学習会の開催は週1回〜隔週1回程度に留まっていたという。また、家庭の事情などで生徒が欠席することで支援の頻度が月1回となる場合もあり、学習会のみでは十分な支援を届けることが難しかったという。

 今回、Studyplus for Schoolを導入したことで、キッズドアではこれまで対面でしか把握が難しかった日々の学習記録を、子ども達が学習会に来ていない日も含めて、オンラインで把握できるようになるとしている。


フィードバック機能

 また、学習計画を立てて生徒に共有する「プランニング機能」や、生徒の学習記録に対してコメントでの励ましなどが可能な「フィードバック機能」により、日々の継続した学習指導やモチベーションサポートを実現。さらに、生徒の学習状況や面談履歴を共有できる「カルテ機能」により、ボランティアスタッフ間での情報共有も効率化・高度化できるとしている。

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